ROCK YOU 1



※このお話はミンホです。
完全にチャンミンが攻め・ユノが受けです。
ご了承ください。























ROCKYOU修正
















始まりは、一通のメッセージだった。









大学に入学して2年目。
一年目より慣れて比較的余裕ができ、大学生活の楽しみ方も分かってきた。
高校時代に比べたらバイトをしているので金がある。
一人暮らしなので、好きな事を好きなだけ出来る。
それなりに充実していたけど、物足りなさを感じていた。
なかなかいい女の子と出会えない。
今まで何人かと付き合った経験はある。
今たまたま彼女がいない訳だが、大学生活を謳歌できるこの時期に恋人が居ない事に、寂しさを感じていた。

女の子に告白される事はよくある。
しかし残念ながら、好みじゃないことが多い。
明るめの髪にパーマをあてた派手目の外見。
そんな俺に寄ってくるのは、大抵華やかで気が強い子だ。
俺はおしとやかで清楚な雰囲気の子が好みなのに。
妥協して付き合うとすぐ別れる事になる。
それは今までの経験上よく分かっていた。
欲求を募らせていた俺に、その出会いは突然やってきた。



登録しているあるSNSサイトに、俺が趣味について書き込んだ時のことだ。

“私もボーイズⅡメン好きです”

「……誰?」

知らない女の子からメッセージがきた。
はじめは突然の事で戸惑ったけど、返信して何通かやりとりすると話が弾んで盛り上がった。
女の子の名前はミナちゃんといった。
顔も声も解らなかったけど、メッセージのやりとりが楽しくて相性がいいかも知れないと思った。
その後数日間、メッセージを送り合っているうちに、ミナちゃんは俺に気があるんじゃないかと思うようになった。
この出会いは逃したら勿体無い。
俺は思い切って、ミナちゃんを食事に誘うことにした。









待ち合わせの広場でベンチに座り、俺はミナちゃんを待っていた。

「……チャンミンさん?」

控え目に俺を呼ぶ声が聞こえ、声がした方へ視線を移すと一人の女の子が立っていた。
長いストレートの黒髪が、さらりとブラウスの上を流れた。
少し顔を紅潮させて、大きな瞳で俺を見ている。
胸が高鳴って返事をするのを忘れた。
ミナちゃんのビジュアルもファッションも、俺のもろ好みだった。

「あ……そうです。どうぞよろしく」
「よろしくお願いします」

笑った顔も可愛い。
かなりテンションが上がっていたがクールを装った。

「じゃあ、行こうか」

俺はミナちゃんを連れて、近くのカフェへ入った。



「チャンミンさんって、モデルみたいですね」
「そんな事ないよ」
「格好いいですよ。私なんかが一緒に居ていいのかな……」
「何言ってんの。ミナちゃんだって可愛いじゃん」

ミナちゃんは、赤くなった顔を両手で覆った。

「ほ、本当ですか?照れちゃう」

滅茶苦茶可愛い。
もう、今日にでも彼女にして部屋へ持ち帰りたい。
そんな不埒な考えが頭を過った時だった。
店に男が一人、入ってきた。
すらりとした長身に金髪頭。
派手な服装にサングラス。
人の目を引き付ける、芸能人のような外見だ。
なんとその男は、俺達の前までずかずかと歩いてくるとミナちゃんの隣へ腰かけた。
足を大きく開いて座り、サングラスをずらすと俺をじっと睨んだ。

「ど、どうして……?」

ミナちゃんの声が震えている。
もしかすると、俺は二股をかけられていたのだろうか。
こんなチンピラみないな男にボコられるくらいなら、恋人になる夢は潔く捨てよう。
即心に決めた。

「お前、ミナの何なんだよ」
「ちょっと……止めてよっ」
「いいからお前は黙ってろ!俺に隠れてデートなんかしやがって」

俺は逃げようと腰を浮かせた。

「待って、チャンミンさんっ」

いや、待てない。
ミナちゃんごめん。
危ない橋を渡ってまで、俺は君と付き合う気はない。

「ほらな。この程度の男だ。やめとけ」

その男の一言に、ミナちゃんは泣き出した。

「違う!チャンミンさんはいい人だもん!全部……全部お兄ちゃんが悪いのよっ!最低っ!」

今、なんて。

「ミナ、俺はただお前を思って……」
「私を思うなら放っておいてっ」

穏やかなカフェに言い合う声が響き渡り、周囲がざわめいている。
俺、どうすればいいの。
口を開けて、ふたりのやりとりを傍観するしかなかった。






チョン・ミナを溺愛するシスコンの兄、チョン・ユンホとの出会いは、こんな具合にかなり強烈だった。









◇◇◇



新連載ROCK YOUです~。
どうでしょう?私は不安しかありません……(笑)
でもお馬鹿な男前受けって好きなんです、お許しを。
ユノが実際にシスコンであること、以前強心臓でGIRLS DAY(書き方間違ってたらすいません)のミナちゃんがユノ大好き発言をしていて、お兄ちゃんと呼ばせて欲しいと言ってた事、これらから思いついたネタです。
本当の妹さんは一般人だからちょっと出せませんよね……
萌えるか解らないけど取りあえず楽しんで書こうと思います。





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