四畳半のコイビト 4

  18, 2017 22:13




※エッチな描写を含みます。
※ホミンです。
※閲覧自己責任です。








4jyouhan

















体格が良い俺達が眠るには、この布団一枚だけでは明らかに狭すぎる。
情事の後で散々よれて曲がっているし、最早寝床の役目を果たしていない。
眠れない俺をよそに、隣の同居人は身体半分布団の外に投げ出して夢の中だ。
開け放った窓から夜風が入り込み、静かに回る扇風機が、四畳半にふわりと夏の匂いを振りまく。
遠くの方から人の話し声がして、何時だろうと時計を見ると、23時を回ったところだった。

「ユノさん」
「………………」
「おーい」
「………うーむ………」

こんなに暑い夜なのに、ユノさんはぐっすりと眠ったままビクともしない。
よくそんなに眠れるなぁ。
俺のほうが汗っかきなのは確かだけど。
身体に添えられたユノさんの手をそっと剥がして、俺は裸のまま布団を出た。
尻の孔を恐る恐る触ってみると、トロリと行為の残骸が流れ出て来て、焦って掌で覆った。
今の自分の恰好を思うとかなり恥ずかしくて、情けない声で呟く。

「あーもう、多すぎるんだよ量が!おっさんのクセにっ……」

風呂場に忙しなく駆け込み、何とか床を汚さずに済んだ。
開脚してしゃがみ込むと、中指を孔の中に差し込んで掃除にとりかかる。

「ァッ……、く、うっ……」

図らずとも、感じて声が出てしまう。
水音でごまかそうと、蛇口を捻った。

「んン……はっ」

白色の半透明の液が、いくつかの塊になって、お湯に混ざって流れてく。
ああ、まだ残ってる気がするし止められない。
最近、水道代高いんだよなぁ。
セックスの前準備の掃除、後の掃除でこんなに水道代が嵩むとは思わなかった……
俺、まだそんなに売れてないし悪いとは思ってるよ。
でも綺麗にしないとユノさんに申し訳無いし、仕方無いじゃん……?
こんな時でも考え事をして、心が休まらない。

「あ、あぁっ……」

うわ、チンコ起っちゃった。
一回イッちゃえもう。
絶頂を目指そうと、前を擦り始めたその時。




「うぃー……。入んぞー」

ガラリ。風呂場の戸が引かれ、背後から呑気な声が聞こえてきた。

「うわぁっ」

突然のそれに俺は声を上げてしまって

「なんだ……?」

今度は、ユノさんが驚いて声を上げた。

「入ってくるなってば!ユノさんはもうちょっと後から」
「……んな恥ずかしがんなよ。ひと浴びしたら居なくなっから」

マイペースなユノさんは、ぼんやり状態でボソボソ呟く。
もう、さっさと浴びて居なくなって欲しい。
追い出すことは諦めて、極力背中を向けていた。
シャワーを渡したその瞬間は、何事もなく終えた。
ユノさんは、石鹸を出鱈目に身体に塗り付けたあと、シャワーで泡を流した。
何となくユノさんの彼処を確認してしまったけど、くたっと下を向いたままだった。
ほんとにシャワーを浴びに来ただけのようだ。
別に、ちっとも残念には思わない。

「さんきゅ」
「うん」

ユノさんは一度出ていったものの、暫くすると、何故かまた風呂場のドアを開けた。

「なっ、なに?」

ユノさんは寝ぼけたトーンのまま、のんびりと言う。

「オマエのが、さっき起ってたような・・・・・・」
「うっ・・・・・・!」
「ん・・・・・・?見間違いか?」

ゴシゴシ目を擦りながら、ユノさんは俺の裸体を凝視してくる。

「いいし!そんなわざわざ確認しに来なくて!何してんだよっ」

こんなの視るために、また風呂場に入って来たの?
俺また、完全にユノさんのペースに巻き込まれてる。

「ちょっと・・・・・ナカ掃除してたらなっただけ!大丈夫だから」
「・・・・・・ほーか?」
「そうだよっ」

グイグイと背中を押してユノさんを風呂場の外に出すと、ホッと一息ついた。

「まったく・・・・・・」

だけど、安堵したのもつかの間。
再び、風呂場の扉が開かれた。
今度は、強く荒めに、音を立てて。

「えっ・・・・・・!?」

そこにはまたユノさんが居て、先程と違うのは、顔付きと、彼処が立派に立ち上がってるって事。
ああもう、完全にスイッチ入ってんじゃん!
動揺で、身体が固まってしまった。

「出てけって言ったのに・・・・・・」

抗議の声を上げた俺だが、ユノさんの次の一言を聞いて絶句した。

「オマエの・・・・・・ケツに呼ばれた」

はぁ!?
狭い風呂場だから、ユノさんが一歩踏み出しただけで俺は壁際に追いやられた。

「ちょ、止め・・・・・・」
「いや、俺は確かに呼ぶ声を聞いた」
「バカーーーッ!!」

何言ったって、その気になったユノさんを止める事は出来ない。
寝ぼけたまま発情するとか、ほんとたち悪い。
逃げようと、俺が背中を向けたその一瞬をユノさんは見逃さなかった。
尻の丸みを割るように両手で固定されて、穴を曝す恥ずかしい体勢になる。
お湯を充分に出し入れしたばかりのソコは、解れていてまだ柔らかい。
またユノさんの太い肉棒をぶち込まれると思ったら、下腹部が内からキュンと収縮した。
ああ、欲しがるなよ俺の身体・・・・・・
欲求に、理性がいとも簡単に侵食されてく。
快感を充分過ぎるほど覚え込まされたから。
どれだけキモチイイか、嫌ってほど知ってるから。

「いくぞ」
「あっ、待っ・・・・・・」

宣言したユノさんは、少しの迷いもなく狭い肉壁を割って俺を突き刺した。
奥のイイトコロを一突き目から抉られ、俺は頭を仰け反らせながら思いきり喘いだ。

「あぁあっ」

容赦なく、そのまま激しいピストンが炸裂する。
ユノさんは俺を後ろから抱き締め、耳元で熱い息を漏らしながら夢中で腰を振る。

「くっ・・・・・シムぅッ・・・・・」
「だッめッ・・・・・・!せっかく、洗った、の、にっ・・・・・・あぁんっ」
「おぉ、今日は一段とイイ声出てんなぁ」
「バ、カぁっ」
「馬鹿だよおれぁっ・・・・・・お前んことに、なるとなっ・・・・・・」

なにそれ。
何気にときめく台詞入れてくるの、止めて。

「アッ・・・・・・そ、こっ、だめだめっ・・・・・・あぁあーっ・・・・・・」
「キモチイイ、のっ・・・・・・間違い、だろっ?」

吐息混じりの低い声で、ユノさんは笑う。
いつもはボケーッとしてマイペースなのに、たまにこうして凄く大人の男の顔をする。
心が揺れる。
連動して、快感も欲求も高まってく。
セックスもコミュニケーションの一種だ。
口が「好き」と伝えるのと同じで、身体もユノさんを好きって叫んでる。
だとすれば、ユノさんが言った「俺のケツに呼ばれた」って発言、あながち間違いじゃ無いのかも。
ユノさんもきっと・・・・・・きっと・・・・・・。
夜も更けた狭い風呂場の中、ひとつになった俺達は、夢中で求め合い、やがて弾けた。

「は、はぁ・・・・・・・・・」
「ごっつぉーさん」
「ん・・・・・・」

ひとつになったまま、ユノさんは微笑みながら俺に口づけた。


























月末に差し掛かった、数日後。

「ほい。今月のぶん」

俺はいつも通り、一ヶ月分の生活費をユノさんに渡した。
渡した数万円を見て、ユノさんは不思議そうに言った。

「何時もより一万多いぞ」
「それは・・・・・・」

それはあの料金の分。なんて、いちいち説明するのも恥ずかしい。
しかしユノさんは全くピンと来てないみたいで、ひたすらお札をジーっと睨んでいる。
仕方ない、言おう。

「・・・・・・俺、シャワー沢山使うから金かかってるでしょ。その分」

すると、ユノさんは珍しく顰めっ面をして、指先からひらりとお札を落とした。

「要らん」
「何でよ」
「俺はそんな事をケチる男じゃない。要らん」
「・・・・・・・・・・・・」
「お前の衛生管理の為の金だぞ」

ユノさんは、それ以上は何も言わずに煙草をくわえた。
俺、その気はなくても、もしかするとユノさんのプライドを傷つけた?

「・・・・・・分かったよ」

顔色を伺いながら、そろそろと万冊に手を伸ばして回収した。

「腹減った・・・・・・。ラーメン食う」

ユノさんは、ゆっくり立ち上がると大所に向かった。

「シム、インスタントでいいだろ」
「あ・・・・・・うん」

俺の分も作ってくれるらしい。
ガチャガチャと音を立てて作業していたユノさんは、ふと動きを止めて、俺を振り返った。

「・・・・・・んなこたぁ気にしなくて良いから、これからも抱かせてくれ」

切れ長の目を優しげに細めて、そんな事を言う。
ああもう、ああもう、それ反則。
密かにときめいてたら、あっという間に出来上がったインスタントラーメンがテーブルに運ばれてきた。
在り来たりなラーメンの匂いが、四畳半にふわりと広がって食欲を誘った。

「「頂きます」」

二人で麺をすすっていると、ユノさんは何を思いついたのか、食べるのを止めて俺をじっと見つめた。

「何・・・・・・?」
「さっきの俺、もしかして格好良かった?」
「え?」
「抱かせてくれってやつ」
「・・・・・・エロいの間違いじゃない?」
「んははっ。やっぱお前の歌詞みたいにはいかないな」

一人でウケたあと、ユノさんはまたラーメンを食べ始めた。
ほんとは一曲描きあげられる位ときめいたって事実は、内緒にしておく。
身体が素直過ぎるのに、心までそうなっちゃったらユノさんに飽きられそうだから。

緩く穏やかで、でもたまに獣みたいな―――そんなユノさんの優しさに、今日も俺は抱かれている。









END



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久しぶりに四畳半シリーズでした~
チャンミン、相変わらず乙女過ぎるわ。
四畳半で見上げる窓から見える夜空とか、蒸し暑いのにクーラーじゃなく扇風機とか、簡単に広がる食事の匂いとか
そんな中で暮らすホミンとか、マジでいいなぁと書いてて思った。

あ、今からコメ返します。今日こそは!!!
ほんと毎回、遅れてすみません。


 
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