淫魔の秘めごと 2

※性描写を含みます。
  ホミンです。
  閲覧自己責任。












その瞳に射抜かれた時、脳ミソが甘く痺れた。
僕は大人になって、この歳で初めて恋をした。





























淫魔の秘めごと・表紙修



























そいつとは、組織の潜入捜査のため半年もの間共に過ごした。
でも、想いを伝えるつもりなど無かった。
マフィアという仕事柄、信用できる人間も少数に限られる。
心の内を他人に明かすことを禁じ、いつの間にか本音とは裏腹な言葉ばかり吐くようになった。
そんな僕に、告白など出来る訳が無かった。



奴が噂をネタに僕を「淫乱」と酷くからかうので、僕はそれを利用した。
僕の印象は悪い様だったので、好感を買おうとははなから思わなかった。
「淫乱」のフリをして、僕はある晩、そいつを押し倒して性行為を強要した。
身体やチンコが好きか?と聞かれて、「好き」と答えながら僕は心の中で叫んでいた。
「お前が好きだ。身体だけじゃなくて、お前が好きだ」と。
不本意ながら、僕の好意はそいつにバレてしまったが。
僕を好きになったらしいそいつは、最近やたらと甘い言葉ばかり言うし、優しい顔を向けるし、本当心臓に悪い。
これ以上、僕の心をかき乱さないで欲しい。
幸せであると同時に、戸惑いも大きい。























眠っていると、ドアの開く音がした。
誰だ・・・・・・?
暗闇の中、黒い影がゆっくりと近づいてくる。
僕は眠ったフリを続けながら、ベッドの中で銃を構えた。
黒い影が身体に触れるその直前、僕は素早く起き上がると銃を突きつけた。

「動いたら、殺す」

暗闇の中、段々と目が慣れてきて、僕はそいつの顔をぼんやりと捕らえた。

「ちょ・・・・・・たんま!落ち着けって!」

両手を上げて、目の前で慌てているのは

「・・・・・・ユノ?」

僕が認知したあと、ユノははぁーっとため息をついて両手を下ろした。

「こんな夜中に、何しに来たんだ」
「・・・・・・夜這い?」
「帰れ」

睨みながらそう言っても、ユノはコートを脱いでベッドに腰かけ去る気配も無い。

「何でだよ。俺、お前の恋人だろ」
「いつから恋人になったんだ」
「ケチケチすんなって。想いが通じたらもう、恋人でいいじゃん」

僕の頬に触れたユノの手は、ひんやりと冷たい。

「さっきまで仕事でさ。今日は絶対お前に会いに行くって決めてたんだ。起こして悪いな」

ユノの鼻先と頬は、少し赤い。
こんな夜中に、身体冷やしてやって来て・・・



 可愛い男。

「馬鹿じゃないのか?寝る間も惜しんで盛るなんて」



 会いに来てくれて、嬉しい。

「僕は疲れてるんだ。とっとと帰れ」



 またあの頃みたいに、抱いて欲しい。

「相手なら他にも沢山居るだろ」



心と正反対のことばかり喋ってしまう。
まるで天邪鬼だ。
僕が口を開くたび、ユノは段々顔を険しくしていって・・・・・・
ああ、僕の馬鹿。
傷付けたい訳じゃない。
ただ、上手く喋れないだけだ。
素直に気持ちを伝えるのは、全く知らない言語で会話するのと同じくらい、難易度が高い。

「帰らねぇよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「いいから、黙って服脱ぎな」

ユノの表情や声色から、怒っているのが読み取れる。
これは、ユノを怒らせた罰。
セックスの最中しか素直になれない僕は、この命令に従うしか無いんだ・・・・・・
















裸になって重なり合うと、体温が高くなった気がした。
指先が触れただけで、胸の突起はすぐに立ち上がる。
欲望をすり合わせただけで、僕のほうは簡単に大きくなり、亀頭から漏れたヌルヌルが尻の穴を濡らす。
口はまるで役目を果たしていなくとも、身体は本当に素直だ。
あの頃の刺激を思い出して、今すぐ、ユノの全てが欲しくて溜まらない。
熱くて大きな、固い欲望も。
欲情した、色っぽい表情も。
そして、心も・・・・・・

好きだ。好きだ。好きだ。

抱き寄せたい衝動を抑え、僕は両手でリネンを握りしめる。
ユノが僕を見下ろしながら、クスッと笑った。

「どんだけ文句言っても、身体がこんなに可愛いんじゃ説得力無いな」

確かに厭らしい顔なのに、整ったパーツ、大人っぽさが、それを綺麗に見せる。

「なぁ・・・・・・俺の身体、好きか?」

僕はこくりと頷く。
そのタイミングで、中指が尻の中に入り込んた。

「あ、うっ・・・・・・」
「身体だけ?」
「くぅっ・・・・・・」
「なぁ、身体だけか?」

違う。
ユノの全部が好きなんだ。
でも言えない。そんな恥ずかしいこと。
横を向いて唇を噛んでいると、強引に前を向かされた。

「返事が聞こえねーなぁ?」
「っ・・・・・・」
「これじゃあ、いつまで経っても挿れらんないぞ」

そう言いながらも、何時の間にか3本に増えた指は僕のナカをかき回す。
回転を混ぜながら抜き差しされて、その動きはユノの欲望を思い出させる。
はやく欲しい。ナカまで、奥まで・・・・・・
穴の疼きが止まず、僕は腰をくねらせた。

「どうしても、言ってくれないのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「凄く欲しそうだから、しょうがない・・・・・・か」

指は、湿った音を鳴らして僕のナカから出ていった。
そのすぐ後に、熱くなったユノの先端が穴に当てられた。
あの、肉壁を割る大きな刺激を期待したのに、ユノはまだ入って来ない。
先端を擦りつけたり、穴の周りをなぞったりしながら、僕を散々焦らしてユノが言った。

「イイこと教えてやるよ」
「ぇ・・・・・・?」
「お前、言葉はほんっと可愛くないけどさ・・・・・・俺、お前の心読む方法知ってんだ」

なんだって・・・・・・?
動揺して、身体に緊張が走る。
ユノが、2本指を立てて僕の瞳の前に突きつけた。

「目だ」

口元を釣り上げて、ユノは僕に衝撃の事実を告げた。

「お前の目は、嘘をつけない」
「・・・・・・・・・・・・!」
「俺に気持ちバらした時から、もろ出過ぎ。気付いてるか?」

僕は唖然としながらも、記憶を探ると、それを否定出来る自信は無かった。
こんなにもベタ惚れなのだから、顔に出ていたのかもしれない。
言葉ばかりトゲトゲしくて、どんなに滑稽だったことだろう。
もう恥ずかしさに耐え切れず、それでも逃げ場が無い。
今までのどんな仕事でも、こんなに精神的に堪えたことは無かった。
地獄だ・・・・・・
顔も身体も、沸騰しそうなくらい熱い。
僕は両手で顔を覆うと、弱弱しい声で訴えた。

「もう、見ないでくれッ・・・・・・頼む・・・・・・」

視界を閉ざした暗闇に、ユノの熱い溜息が落ちた。

「可愛すぎだぞお前」

そう呟いたあと、ユノは僕のナカへ勢いよく入ってきた。

「ん、あああっ」

同時に欲望を強く弄られて、押し寄せる快感にどうにかなってしまいそうだ。

「そんな、激、しくっ・・・・・・や、あっ!」

ユノの愛撫を止めようと、僕は手を顔面から剥がしてしまった。
僕の顔を見て、ユノは荒く息を吐きながら、笑って言った。

「見ちゃった、顔」

そのまま両手をベッドに押しつけられて、僕は顔を晒す状態になる。
横を向いても、ユノが追いかけるように顔を寄せてくる。

「なぁ、お前の目が好きって言ってる」
「言わな・・・・・・でっ!・・・・・・アッ」
「んっ・・・・・・すげ、締まる・・・・・・」

動揺する度、身体が緊張して穴がユノを締め付ける。
ユノも、始めよりずっと大きく、熱くなってる。

「なぁ、好きって言って」
「っ・・・・・・」
「なぁ。もうバレてんぞ」
「なーあ?」
「んっ・・・・・・む、りっ!あぁぁっ」
「ちっ・・・・・・」

気持ちまで告げたら、僕はきっと恥ずかしくて死んでしまう。
その後、僕が好きというまでユノは僕を揺すり続けた。
そして僕は「好き」と言えず、精液が枯れて殆ど無くなるまで、セックスは続いたのだった。









































僕のベッドで眠るユノ。
そんな光景に、自然と口元が緩む。
幸せすぎる。
身体は死にそうなほど怠いけれど。
ユノは寝息を立てながら、ぐっすりと眠っている。

「おはよ」

陽が当たり、綺麗に透ける金髪の髪に指を通す。
可愛がるように、優しく何度も頭を撫でると、好きが募ってゆく。

「お前が寝ている間なら、こんなにも素直になれるのに」

いつもは、身体にさえ触れられない。
これから、気持ちを言動で伝えられるようになるのか?僕も。
全く想像出来ない。

「ほんとは、凄く・・・・・・凄く好きなんだ。お前のこと」

いつものツンケンした態度が嘘のように、言葉はすんなりと出てくる。

「僕・・・・・・面倒くさくてゴメンな」

ユノの頬にチュッとキスを落として、僕は小さく笑った。

「ふふ。可愛い・・・・・・」

簡単に服を纏って、部屋を出ようとした時。
後ろから手が伸びてきて、僕はベッドに引きずり込まれた。

「なっに!?」

僕の身体をホールドしながら、なんと目の前のユノは、しっかり目を開けて破顔していた。

「いま、寝てたんじゃっ・・・・・・!」
「俺、お前と同業者だぜ?身体に触られた時点で、普通起きるだろ」

しまった、僕としたことが・・・・・・
よく考えれば分かることだったのに。

「なぁ、さっきのは反則だろ?」

もう、何も言えない。
意地を張っても気持ちはバレバレだし、本当に、何を喋ればいいのか。
僕は泣きそうになりながら、声を震わせて言った。

「忘れてくれ!一生のお願いだっ」
「忘れる訳ねぇだろ」
「僕が困るっ」
「忘れちまったら、俺が困る」
「もっ・・・・・・色々無理・・・・・・」
「おーおー、泣くなよ。顔見られたく無いなら俺に抱き着け?ほら」

ユノが優し気に笑ってそう言うから、僕は思いっきりユノの胸に飛び込んだ。
もう、何だなんだか。
くしゃくしゃになったプライド。
恥ずかしさ、むず痒さ、動揺。
こんなに崩れた僕を他人に晒したのは、生まれて初めて。
ユノにだけだ。



いつか、いつか。
何も考えずに、「顔を見られたくないから」じゃなく、「好き」だからと、素直にユノに抱き着けたらいい。
暖かい身体に包まれ、揺られながら、僕はそんなことを思った。














END








気に入って頂けたら、ポチッとお願いします(*^^*)
   ↓

     

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村






なんか、書き終わった時には気持ち悪いくらいラブラブしてた。
エッチシーンでは性欲が爆発しました~~
そしてやっぱり愛が無くちゃね。
いつもエロいの構わず朝にUPするんだけど、今日は空気読んで夜中にします。
おやすホミホミ~(-_-)


スポンサーサイト

6 Comments

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/03/09 (Thu) 18:42 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/03/05 (Sun) 22:14 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/03/01 (Wed) 22:44 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/26 (Sun) 15:33 | EDIT | REPLY |   

723621mam  

前回、 ツンデレ発動か?
と思ったけど、
ツンツンツンツン?
あらら、デレの威力が、、、ハンパない、、、

2017/02/24 (Fri) 14:28 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/24 (Fri) 09:56 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment