団地妻 ~ある昼下がりの閑談~






―――そこの貴方。


もし時間があるのなら、僕の話し相手になって下さいませんか?


丁度、暇を持て余していたところなんです。


朝旦那様を送り出した後は、一日中家に篭りっきりなので・・・・・・


ああ、付き合って頂けますか?


ありがとうございます。


そうですね、何を話しましょうか。


僕の旦那さまの話題でも良いですか?


え?まず僕の話を聞きたい?


そんなに語す事はありませんが・・・・・・まあ、良いですよ。


僕の名はシム・チャンミンと申します。


この大きな集合住宅のうちのひと部屋に、旦那さまと二人暮らしです。


この住宅は薔薇棟という名前で、男の同性愛者が集められた住宅なんです。


何故名前が薔薇なのかお解りですか?


薔薇の花は、男同士の愛の象徴だからですよ。綺麗な響きでしょう。


何ですか?その腑に落ちない顔は。


男同士で旦那様と呼ぶのはおかしい?失礼ですねぇ・・・・・・


“夫婦”というのは、僕等の永遠の憧れなのです。


この狭い世界でだけ、僕等は相手を旦那さまと呼び、自ら妻と名乗る事を許される。


養子をとる制度だってあります。


いいから、小さい事は気にしないで下さい。


そろそろ旦那さまの話をしてもいいですか?


僕の旦那さま、ユンホさんは、それはもうどこを切り取っても完璧なお方で・・・・・・


容姿、スタイルはこの薔薇棟の旦那様の中で一番と認識しております。


写真を見ますか?


ほら、綺麗な瞳と尖った鼻、顎・・・・・・麗しげな表情。


そして見てください、この小さなお顔!


はあ・・・・・・いつまでも見つめてしまいそう。


・・・・・・何?外に出ないのかって?


駄目駄目、無断外出は禁止なんです。


出勤時、旦那様が外から鍵をかけているので出られませんよ。


ええ、特注扉です。


それにGPSで管理されしていますから、バレたら大変・・・・・・



「ただいまー」



あ!旦那さまが帰ったみたい。


ちょっと行ってきます。







「お帰りなさい、ユンホさん」

「ただいま。今日もイイコにしてた?」

「はい。ユンホさんが帰ってくるのを、心待ちにしておりました」

「ありがとう、嬉しいよ。・・・・・・ああそうだ、今日はプレゼントを買ってきたんだ。はい、これ」

「わあ!何でしょう。・・・・・・・・・え?こ、これって・・・・・・下着・・・・・・?」

「うん。君に似合うだろうなと思って。どう?」

「で、でもわたしがこんな・・・・・・透けてレースのついた・・・・・・可愛いものを履いたら・・・・・・」

「駄目かな?何か不満?」

「えっとその・・・・・・は、恥ずかしいというか・・・・・・ユンホさんの目を汚さないか心配・・・・・・」

「僕が折角買ってきたのに、履けないっていうの?」

「い、いえ、とんでもない!!喜んで履きます!!」

「そ?良かった。じゃあ・・・・・・今夜はそれを履いて、僕を愉しませてくれる?」

「あ・・・・・・わ、分かりました・・・・・・」






旦那さまがお風呂に行ってる隙に、ちょっといいですか・・・・・・?


僕のこのパンティー姿、どう思います?


セーフ?


随分優しいんですね。正直に仰って良いんですよ。


本当に大丈夫?そうですか・・・・・・


お陰様で少し自信がつきました。


何、もっと話したい?今日はもう駄目ですよ。


これから、旦那さまと二人だけの時間なんですから。



「チャンミーン!背中流してくれー」



あ、ほら。


お呼びがかかった。



「はーい、今すぐ!」



今日の続きは、また今度ゆっくりお話しましょう。


それではまた・・・・・・









END



◇◇◇



突発的に浮かんだのですが、とりあえず書いてて凄く楽しかったです。
純情な学生もの書いてた反動で、凄く変態なの書きたくなっちゃった。
常闇といい方程式といい、最近書きます詐欺多いな。
いつかは書きますからね・・・・・・
前記事にも、そしてUPする度沢山の拍手、そして暖かいコメを頂き有難うございますm(__)m
これからも頑張ります!!
皆さん夏バテには気を付けてくださいね。
それでは行ってきま~す。



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2016/08/08 (Mon) 19:45 | EDIT | REPLY |   

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