そのオトコ、要注意 3

  07, 2016 18:09


※朝にUPしましたが、凄くお怒りになってるコメント頂いて一度下げました。
苦情として削除させて頂きました。
確かに不快を煽る内容ですが、これは素人が書いてる趣味の小説ですよ。
元々欠陥有りだと受容したうえで閲覧して下さい。
気に入らなかったらスルー、黙って切り捨てるのが大人のルールです。
それが出来ない方は小説自体読まない方がいいです、自分が苦しいだけです。
以上を理解下さった方のみどうぞ。




















そのオトコ、要注意・表紙






















紳士で優しいサラリーマンから、ドS男へと変貌してしまったその人は・・・・・・
シャワーを終え、今目の前で濡れた髪を拭いている。
それもパンツ一丁で、のんびりと。
僕の目なんてまるで気にしていない。
恐る恐る、僕は問いかけた。

「ひとつも教えてくれないんですか・・・・・・?昨晩、何があったのか・・・・・・」

チョンさんは呑気に言った。

「まあ、そのうち気が向いたら言うよ」

冷たい態度に心が折れそうだ。
昨日まで、あんなに優しかったのに。

「こんなの詐欺だ・・・・・・」

ボソリとそう漏らした僕に、チョンさんが言った。

「敬語は使わなくていい。遠慮しないで。お前がそう言ったんだろ」
「確かに・・・・・・そう言いました、けど」
「これが本当の俺ってことだ。心配すんな。職場では今迄通り、ちゃんとイイ子にするさ」

それはそれで怖いんですけど。
チョンさんの本性を知ってしまったのに、演技と分かる笑顔、綺麗な言葉使いを見聞きしても、きっと不気味でしかない。



その日は、ホテルを出ると各々解散した。
記憶が抜けた空白の間の真相は、何一つ分からないまま。
今の僕とチョンさんって、何だろう?
一応職場の先輩と後輩で、一晩だけ寝た・・・・・・かも知れない関係。
気持ちの繋がりは、全く無い。
無くて良い。
あんな、感じ悪い人となんて。
ちなみに、お尻の中に指は入れなかった。
万が一行為を決定付ける何かが出てきたら、僕はショックのあまり失神するに違い無い。
事実を確かめる勇気も、受け止める勇気も無かった。









翌週。
出勤すると、部署の同期が一部に集まり、何やら話し込んでいた。

「おはよ。どうしたの?」

声をかけると、同僚の一人が興奮した様子で言った。

「おいチャンミン、お前の後輩、ヤバいぜ」
「え?」
「チョンさんだよ。超悪い噂聞いてさ。今皆で話してたとこ」
「な、何・・・・・・?」

その直後、同期の話を聞いて僕は耳を疑った。

「チョンさんが東方辞めたの・・・・・・不倫が原因らしい。取引先の社長の妻、寝取ったって」
「え・・・・・・?」

信じたくない話だ。
でも、数日前の僕を見下したような冷たい態度を思い出すと、有り得るかもと思ってしまう。
僕も既に・・・・・・あの空白の時間、チョンさんに手を付けられてしまった?
その社長の妻とは、今は交際していないのだろうか。
あんな風に、平気で僕を抱いて眠るなんて。
考えれば考えるほど、色々な可能性が沸いてきて怖い。
一人考え込んでいると

「皆、おはよう」

出勤時刻になり、部長がフロアへ入ってきた。
朝礼が始まったため、僕たちは各々の席へ捌けた。



チョンさんとふたり、手帳を開きながら今日の予定を確認する。
ふと視線をあげると、思いの外顔が近くにあって僕は身をひいた。
チョンさんが、訝しげな顔をする。

「何ですか・・・・・・?」
「いや・・・・・・近いから」
「今までもこんくらいの距離でしたけど」
「そ、そうでしたっけ?」

チョンさんは溜息を付いて、再び手帳へ視線を落とした。
ボールペンをくるくると回すチョンさんを見て、心の中で首を捻る。
善か悪か・・・・・・恐らく、悪。
出会った頃とは、印象が180度変わりつつある。
僕は思い切って、チョンさんに聞いた。

「あの・・・・・・」
「はい?」
「チョンさんって、あんな風な事・・・・・・よくあるんですか?」
「あんな風な事って?」
「・・・・・・この間の、ホテルのアレです。僕との・・・・・・」
「さあ。どうでしょうね」
「・・・・・・・・・・・」

暫くして、チョンさんのボールペンを回す手が、ぴたりと止んだ。
何か思い当たったかのように、ただ一点をじっと睨んでいる。

「・・・・・・“よくあるんですか?”・・・・・・どうして、そう思ったんです?」

低い声で、そう問いかけてくる。
こ、怖い・・・・・・
黙り込んでいると、チョンさんは口の端を吊り上げフッと笑った。

「もう広がっちゃったのか。噂」
「っ・・・・・・」

流石頭の回転が早い。
僕の聞き方も悪かったけど。

「人のプライベート嗅ぎ回して騒いで・・・・・・何が楽しいんだか・・・・・・。暇な奴ら」

冷笑を浮かべてそう呟くと、チョンさんは席を立って去ろうとする。
その言葉はきっと、僕と社員全員に向けられたもの。
皆はどう思ってるのか知らないが、僕は別に噂をして騒ぎたい訳じゃない。
遠ざかる背中に向かって、思わず叫んだ。

「僕はただ・・・・・・!自分の事が心配になっただけです・・・・・・。貴方が、何も教えてくれないから・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「僕もあの時、やっぱり貴方と・・・・・・・・・そう思って」
「まるで、自分が被害者みたいな言い草だな」

チョンさんは乾いた笑いを漏らし、そして信じがたい台詞を口にした。

「先輩、いいこと教えてあげましょうか」
「な、何ですか」
「あの日は・・・・・・先輩から誘って来たんですよ」
「え?そ、そんな・・・・・・・・・」
「被害者は、一体どっちなんでしょうね?」

信じられない、そんなこと。
信じたくない!

「ウソじゃないんですか!?僕の記憶が無いからって・・・・・・」

チョンさんは、ポケットから携帯を取り出してチラつかせると、こう言った。

「全ては・・・・・・ここに収めてある」
「え・・・・・・・・・」

背筋が、ひやりと凍りつく。

「これを見ても、そんなことが言えるかな」
「まさか、撮った・・・・・・んですか?」
「ふははっ」

唖然とする僕を見て、楽しそうに笑いながら去ってゆく。
この人、悪魔だ・・・・・・
全く記憶に無いけど、チョンさんを誘ってヤッちゃってる僕の姿が、恐らくあの携帯の中に残っている。
いつ散蒔かれてもおかしくない。
もしそうなったら、僕は此処で働けなくなるに決まってる。
怖い、怖すぎる!



どうしてこんな事になっちゃったんだろ・・・・・・
もう、仕事どころじゃない・・・・・・!!









END



◇◇◇



限りなく腹黒ンホ。
最近受け側が可哀想な話ばかり書いてしまう。

あ、模様替えしました~!
春らしくぴんく色。



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