ミッドナイト・ガイズ ~永遠の愛を貴方に~

  13, 2016 12:50


















ミッドナイト・ガイズ・表紙


















初めて君を見た、その瞬間から惹かれていた。
化粧やドレスで華やかに外見を飾る者達の中で、シャツとベスト、パンツを身に着け、髪をサラリと流したシンプルな君の姿が一番美しかった。
君を手に入れた今、俺はこれ以上にない至福に満たされている。
この時間がずっと続けばいいと、そう願うのは欲張りだろうか・・・・・・?









湯を浅く張ったバスタブの中。
俺にまたがり向かい合わせになったチャンミナが、グラス片手に妖艶に微笑む。
風呂で乾杯しようと、ワインボトルとグラスを二つ、バスルームに持ち込んだ。
チャンミナは、いつもより早いペースでワインを口へ運んだ。
顔が赤いのは、湯の温度のせいと言うよりも酔っているせいだろう。
ワイングラスを傾け、溢れた中身が俺の胸板を流れる。それを見て楽しそうに笑っている。
今日は特別酔っているようだ。
こんなにもベースの姿を崩すのは初めてかも知れない。

―――『今度は、僕が貴方を御馳走になりますから』

以前宣言したそれを実行すべく、チャンミナは今俺の上にまたがっている訳だ。
胸の上の、ワインが流れ落ちた跡に舌を這わせる、その姿に煽られる。
上目遣いで俺を見つめながら、クスクスと笑っている。
何時ものクールが薄らいでいるのを、とても可愛く、愛おしく思う。

「お姫さま、お味はいかが?」
「美味しいです。とっても」
「さあ、もっと、遠慮なく召し上がれ」

俺がそう言って微笑むと、今度は首筋に吸い付いて来てやんわりと甘噛みした。
唇は首筋、胸板あたりを往復して赤い跡を残してゆく。
時に強くなるその刺激が気持ち悦くて、熱い吐息が漏れる。
何時しか俺も欲が昂ぶり、チャンミナが無抵抗なのをいいことに、少し強引に中に熱を突き刺した。

「ああぁっ・・・・・・」

頭を反り返しながら高く鳴き、それでも俺の身体から手を離さない。
背中に食い込む爪も、うっすらと開いた、俺を見つめる潤んだ瞳も全てが愛おしい。

「もう・・・・・酒に酔ってるのか、君に酔ってるのか分からない」

息を切らしながらそう呟いた俺を、チャンミナは官能の色を浮かべて笑った。

「可愛い、ユンホさん」

ああ・・・・・・
美味しい思いをしているのは俺の方だ。確実に。









翌朝。
ベッドの上、静かに眠る寝顔を見つめながら髪を梳いていると、うっすらと瞳が開いた。

「おはよう、チャンミナ」
「・・・・・・おは・・・・・・」

俺の身体を見た途端、チャンミナは目を見開いた。
しまった・・・・・・
そんな表情をして顔を手で覆ったあと、無言のまま背を向けてしまった。
俺の身体に散らばったキスマークが、自分の仕業だと気付いたせいだろう。
もう酔いはすっかり抜けて、何時も通りの冷静さを取り戻したようだ。
俺はニヤけそうになるのを堪えながら、顔を覗き込むようにして覆い被さった。
顔面を隠す手を少し強引に引くと、簡単にはがれた。
困り顔のチャンミナが俺をじっと見つめ、俺もまた見つめ返す。

「何故そんな顔をするの」
「だって・・・・・・」
「君は何かうしろめたい事をした?俺は怒った顔をしてる?」
「・・・・・・・・・・・・」

黙り込んだチャンミナに微笑みかける。

「酔っぱらうとあんなに可愛くなるんだな。知らなかった」
「もう、忘れてください」
「どうして?素顔をもっと見たい」

手に指を絡めて握り締めると、甲にちゅっと口づけた。

「色んな君を沢山知って、何時しかそれが日常になればいい」
「ユンホさん・・・・・・」
「ずっと、一緒にいてくれ」

思っていることを、素直に口にする。
少しでも多く、想いが伝わるように。

「後にも先にも、君ほど愛せる人は居ないと思う。こんな気持ちになるのは初めてなんだ・・・・・・」

チャンミナは言葉は発さず、泣きそうな顔で俺を見つめている。

「ごめんね。俺の愛は重い?」

チャンミナは首を振ったあと、細々とした声で言った。

「良いのですか・・・・・・?」
「何が?」
「僕を本気にさせたら、もう・・・・・・貴方を離してあげられないかも」
「うん。望み通りの返答だ」

泣き笑いを浮かべた顔を、両手で包み込む。

「一緒に居てくれるね?」
「はい・・・・・・」

顔を寄せると、微笑み合いながらキスをした。









翌日の夜のことだった。
俺がオーナーを務める店のスタッフの一人、テミンからメールが届いた。

『マネが鼻うた歌ってるの目撃しました!一体何したんですかオーナー!』

「鼻唄なんて歌うのか、チャンミナ」

また新しい一面が見えた。
あの外見で鼻を鳴らしているのを想像すると、何とも可愛らしく口元が緩む。
発見したのが俺じゃないのが少し残念だが。
チャンミナに何かプレゼントしたい気分だ。
仕事帰り、店に寄ろうと決める。
スーツか、靴か、時計か・・・・・・何が嬉しいだろう。
気付かぬうちに、俺も鼻唄を歌っていた。



心中は、今日も幸せで満たされている。









END



◇◇◇



ゲェッとなりそうな程甘いですね!!!
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