嫁、買ってみました 1

  16, 2016 10:07


<嫁は、嫁はいかがですか?>
<一ヶ月一万円のところ、今なら半額の何と五千円!>
<更に、希望された方には無料で子供もお付け致します>
<きっと見つかる!あなたのベストパートナー!>



会社帰り。
でっかい宣伝トラックが、目の前を通り過ぎてゆく。
何度聞いてもおかしな宣伝文句だ。
何だよ。嫁はいかがですかって。
嫁も子供も売るもんじゃないだろ。
おかしな世の中になったもんだ。



その数日後だった。
おふくろが、突然余命宣告を受けたのは。
恋人は居ないのか。一体いつ結婚するのか。孫の顔が見たい。
実家に帰省する度、そう言われるのが鬱陶しかった。
もっとちゃんと、おふくろの気持ちを考えるべきだったと今更後悔する。
外見は、今までと同じ様に元気に笑っているおふくろ。
でもこの先の命は限られている。
そう思うと、言い表せない程の胸の痛みに襲われた。
おふくろの為に、俺には何ができるだろう。
それを考えた時、頭を過ぎったのがあの宣伝トラックだった。

「ベスト・パートナー・・・・・・とか言ったっけ・・・・・・」



パソコンで名前を検索すると、すぐにサイトが出てきた。
TOPページには、車の宣伝文句と同じ内容の広告が貼られている。
俺は広告をクリックすると、案内に従って情報を打ち込んだ。

<お名前> チョン・ユンホ。
<年齢> 29歳。
<職業> 証券会社社員。
<好みのタイプ・顔> 顔・・・・・・?美人系、かな。
<好みのタイプ・身長> 特にこだわり無し。
<好みのタイプ・体格> うーん、出来れば細めがいい。

他にもさまざまな質問項目があり、俺はざっくばらんに回答した。
最後の項目はこうだった。

<下記の中からお好きな名前をお選びください>

沢山並べられた選択肢の中から、適当に名前を選んだ。

“チャンミ”

「これでオッケ」

おふくろを安心させる為だけの一時的な利用だ。
内容は適当に打ち込んで、さっさと注文確定を押した。








数日後、嫁受け取り日がやってきた。
嫁は独歩で来ると聞いていた。
インターホンが鳴り、ドアを開けると・・・・・・

「こんにちは」

整った顔をした、背丈のある男が目の前に立っていた。
小さな子供の手を引きながら。

「あんた、誰ですか」

男はオドオドしながら、小さな声で言った。

「ええと・・・・・・今日から嫁に来ました。シム・チャンミン、です・・・・・・」
「ああ、どうぞどうぞ・・・・・・・・・って・・・・・・・・・」

嫁の顔をもう一度見た俺は、数秒のインターバルのあと、思わず叫んだ。

「ええぇぇーーーーーっ!?」









◇◇◇



終わったと思ったらまた新連載。
妄想が止まない。助けて~
センセイシリーズ、店長シリーズの番外編も書きたいし、その他にも新しい話がわっさわさわいてくる。
皆さんが面白いかは別ですが・・・
これ、Humanoidと似てるけどチャミも子供も本物の人間です。
ああ、いい加減常闇・・・・・・
でも常闇書くの気力いるんだよなー
軽いノリ、ボリューム小さめってなんて楽なんでしょ。



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Comment 3

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chika♪  

わー!この嫁つれてったら、お母さんもびっくりだぁWWW
楽しそうな展開!続きお待ちしております^^

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