ねぇ、センセイ。 6

  11, 2016 07:14
常識とか、秩序とか、規則とか。
正しい大人であるために、今まで守り抜いてきたもの全て・・・・・・
本当に欲しいものを目の前にしたら、まるでガラクタのように簡単に崩れ落ちてしまった。
俺は今、教師という立場にありながら完全な無法者になろうとしている。
だが後悔はしない。
そして何度同じ選択を迫られたとしても、俺はこの道を選ぶだろう。
全てを投げ打っても、譲れない想いがある。









俺は、教え子のチャンミンと交際している。
俺達は互いに気付かれないよう、長い間ひっそりと想い続け、そして遂に気持ちを伝え合った。
離せなくなる前にと一度逃げ道を作ってやったのだが、チャンミンは当然の如く俺と歩む道を選んだ。
大好きと言って微笑んだチャンミンの顔を、俺は一生忘れはしないだろう。

『俺も、お前が好きだよ。先生としてじゃなく、一人の男として・・・・・・』

俺がそう返すと、チャンミンは頬を染めながら、笑みを一層深くしたのだった。



「今日から三連休だ。息抜きもしたくなるだろうが、受験を控えてる奴はほどほどに」

生徒達の顔を見回していると、ふとチャンミンと目が合った。
チャンミンは初め戸惑った顔をしたが、やがて照れくさそうに小さく笑った。
ああ。先生はもう、一週間丸まるお前をベッドの中へ連れ込んでしまいたいよ。
まだセックスさえしてないなんて・・・・・・
これ以上生殺し状態が続いたら、俺はどうにかなってしまいそうだ。
教師と生徒という立場上、時間と場所の確保がかなり難しい。
生徒には最もらしい事を言いながら、頭の中はチャンミンといかにセックスをするか、それだけだった。
分かってる、俺は教師失格だ。
別に構わない。






放課後。
戸締りの当番で、俺は美術室を訪れた。
一番の目的は戸締りじゃなく、チャンミンに会うことだが。
扉を開けたとたん、チャンミンは俺の方を振り返り笑顔を浮かべた。

「先生」
「お疲れ」
「うん。先生も」

放課後こうして二人きりになれる時間が、ささやかだが今は幸せに感じる。
暫くしたら、俺はまた仕事をしに職員室へ、チャンミンは自宅へと向かわなければならない。

「学校以外で会えないのは辛いな」

関係を周知されるのを避けるために、外で頻繁に会うのは避けた方が良い。
チャンミンが卒業するまでの辛抱だ。

「ここから離れるのが惜しいよ」
「先生・・・・・・」
「まさか、堂々ホテルに連れ込む訳にもいかないしな」
「・・・・・・・・・・・・」

チャンミンが、躊躇いがちに口を開いた。

「なら・・・・・・家庭訪問に来てくれませんか」
「家庭訪問?」
「・・・・・・俺の家、いつも親居ないから」

チャンミンの両親は共働きで、仕事の関係上、週末以外は滅多に家に帰らない。
チャンミンは今、殆どマンションに一人暮らしのような状態なのだ。

「家庭訪問って、中学まで?」
「いいや。必要性があれば高校でもやることあるよ」

上目遣いで俺を見つめながら、チャンミンは言った。

「なら・・・・・・来てくれる?」
「・・・・・・全く、お前は・・・・・・」

発した声は、欲情の色を含んでいた。
これは、家庭訪問を口実にした誘惑だ。
訪問の必要性は、勿論ある。
大有りだ。









◇◇◇



生徒にサボるなと忠告しながら、自分は平然とセックスのことを考えているユンホ先生。
おもしろすぎる~
無反省なのがまたいいよね。
え?萌えるの私だけ?笑



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