ねぇ、センセイ。 4

  08, 2016 14:00


「なぁなぁ、聞いた?ミス東帝のソヨン、ユンホに告ったらしいぜ」
「マジかよ。んで、どうなったんだ」
「あの爽やかーな笑顔で、ばっさり斬って終わりだとさ」
「へぇ。まさかの展開で、手出してくれりゃあ面白いのにな」

ある男子生徒二人が、そんな会話をしながら僕の横を通り過ぎた。
あの日先生は、僕が告白することを求め、キスをしようと自ら誘った。
噂によると、女子生徒は綺麗さっぱり振られたようだ。
受け入れて貰えた僕は、希望を持っても良いのだろうか?
想いを告げたあの日から、僕は既に、先生の前で三度オナニーをして見せていた。
先生は毎回、僕のことを可愛い、厭らしいと言ってキスをする。
でもそれ以上の事はしない。
先生に告白した女子生徒も、好きとは言われなくても、可愛いと言われたかも知れない。
これから、僕と同じように遊ばれるのかも知れない。
片想いを自覚した今、少しの希望に喜びを感じるのは難しい。
それ以上に欲求や切なさが湧いて来て苦しい。
先生以外の誰かを、頼りたかった。









数日後、僕は一人の男子生徒に呼び出された。
放課後、人気のない校舎裏で彼と二人きり、向い合わせに佇む。
彼は顔を紅潮させながら、小さな声で言った。

「シムのこと、ずっと見てた。好きなんだ。付き合って欲しい」

ずっと見ていた、好きだった。
それは僕が先生へ向ける気持ちと同じだ。
ならば彼はきっと、僕に何でもしてあげられる筈・・・・・・
僕が、先生と接する時と同じように。
つい、魔がさした。

「そっか・・・・・・。なら・・・・・・」

先生は、僕を厭らしいと言う。
本当にそうなら、他の誰かが相手でも僕は満足する事が出来るだろう。

「僕に・・・・・・」

先生以外の人も受け入れられるのか、試してみたい。

「触ってみて・・・・・・?」

でも本当は、寂しかっただけのような気もする。
心の痛みを開放する、逃げ場が欲しかった。

「いいの?」

その問いに頷いた直後、男子生徒は僕に接近し、両手を勢いよく壁に張り付けた。
はぁはぁと荒い吐息を顔面に感じた途端、身体中にぞわりと悪寒が走った。
全身から一気に冷や汗が吹き出し、立っていられない程膝がガクガクと笑い始める。
やっぱり無理だ。
先生以外の誰かとなんて・・・・・・

「ごめんなさいっ。は、離して・・・・・・」
「は?」
「やっぱり、駄目・・・・・・みたい・・・・・・」

男子生徒は眉を寄せ、苛ついた顔で言った。

「今更何いってんの?自分から誘っといて。止められるわけ無いだろ。きっちり責任取りな」

足の割れ目に、太股が割り込む。
嫌だ、助けて。助けて。助けて・・・・・・
でもこれは僕のせい。
後先を考えず、目の前の考えだけに捕らわれた僕のせいだ。

「嫌だ、お願いやめてぇっ・・・・・・。許して、許してっ・・・・・・!」

パニックに陥り、自分でも何を口走っているのか解らない。
解っているのはただひとつ。
僕は、純粋に先生だけを好きだったということ。
全力で訴えても、男子生徒は僕から離れる様子が無い。
ぎゅっと目をつむり、迫りくる恐怖に耐えていた、その時・・・・・・





「おーい。何やってんだぁ、お前ら」

聞き覚えのあるその声は、暗闇にふと落ちてきた。









◇◇◇



救世主!
シム君、自業自得だけど可愛いから許してあげて下さい。

そして皆さん、年賀状のお返しありがとうございます!!
お返事を貰うと想定していなかったのでとっても感激致しました(。´Д⊂)♡♡
大事にします♪




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