ねぇ、センセイ。 1



僕はいつも、先生を見ている。



黒板に向かっている時、僕らに見せる逞しくて男らしい背中。
一見クールに見えるけど、笑うとガラリと印象を変える柔らかな笑顔。
いつも真っ直ぐで力強い言葉、眼差し・・・・・・
先生の全てが、僕は好きだ。
だけど、僕にとって先生が特別な存在でも、先生にとっての僕はそうじゃない。
沢山居る生徒の中のひとり。ただそれだけ。
放課後美術室の窓から、楽しそうにサッカー部の指導をする先生を見るのが好きだった。
スケッチブックに鉛筆を走らせ、真っ白な紙面に先生の姿を描いてゆく。
先生に特別な感情を抱き、それを自覚した時から始めたスケッチ
冊子はもう何冊にもなり、僕の部屋の机の中に大切に保管してある。
先生を、ただ静かにそっと見つめている。
それだけで良かった。
満足することが出来ていた。
あの時までは・・・・・・









放課後、美術室へ向かっていた時の事だ。
スケッチブックと、その上に日誌やら教科書やらを積み重ねて、僕は廊下を歩いていた。
ある生徒とすれ違いざまぶつかった途端、僕はバランスを崩して転び、それらを廊下に散らかしてしまった。
丁度その時、正面から先生が歩いて来た。

「大丈夫か?」
「は、はい」

先生は、散らかった刷子を拾うのを手伝ってくれた。
スケッチブックは、表紙を表にした状態で開いていた。
先生がそれに手を伸ばした時・・・・・・

「駄目っ。触らないでっ!」

僕は思わず叫んでしまった。
先生は一時驚いた顔をしたが、直ぐに厳しい顔をして僕に注意した。

「こら、助けようとしてる奴にそんな言い方は無いだろ?」

先生は直ぐにスケッチブックを拾い上げてしまい、僕はそれを止める事が出来なかった。
スケッチブックを見た途端、先生は固まってしまった。
そこに描かれているのは、汗を流してサッカー部の指導に励む先生の姿。
隣のページにも、その次のページにも先生の姿が・・・・・・ 僕が切り取った、様々な瞬間の先生の姿が描かれている。

「これ・・・・・・お前が?」

先生の問いかけに、僕は小さく、こくりと頷いた。
先生は、僕を真っ直ぐに射抜いたまま目を逸らさない。
顔も身体も、じんと熱くなるのを感じた。






これが僕と先生の、秘密の関係の始まりだった。









◇◇◇



新しい話を始めてしまった~
ホミンも書きたくなっちゃって…てへ。
ということで、サッカー部顧問のユノ先生、美術部員チャンミンの恋のお話スタートです。
店長シリーズのように、一話完結みたいな読みやすい感じにしようかと。
常闇が重いので。
ぶっちゃけると先生と生徒の禁断の恋愛を、エロを書きたいだけです(笑)
どうぞお付き合い下さい♪

そして、年賀状届きましたという報告、コメントありがとうございます!
私、皆さんにこんなに構って頂いて本当に幸せだなっ((T_T))♡
コメントは必ず返します!これからも頑張りま~す!



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7 Comments

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2016/01/06 (Wed) 22:38 | EDIT | REPLY |   

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2016/01/04 (Mon) 22:43 | EDIT | REPLY |   

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2016/01/04 (Mon) 22:42 | EDIT | REPLY |   

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2016/01/04 (Mon) 22:07 | EDIT | REPLY |   

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2016/01/04 (Mon) 16:31 | EDIT | REPLY |   

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2016/01/04 (Mon) 14:16 | EDIT | REPLY |   

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2016/01/04 (Mon) 00:51 | EDIT | REPLY |   

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