ミッドナイト・ガイズ ~君と行くラブジャーニー~ 4



















ミッドナイト・ガイズ・表紙


















翌朝。
シャワーを浴びた後、二人で朝食を摂りにレストランへ向かった。
スタッフに窓際の席に案内され、僕とユンホさんは向かい合わせに座った。
景色を見ながら、運ばれてくる料理を口へ運ぶ。

「美味しい?」
「はい」
「良かった」

笑みを浮かべながら、ユンホさんは続けた。

「今日どうしようか?パリに行くのも良いかと思ったんだけど」

その言葉を聞いて驚いた。

「パリですか?」
「飛んでばかりじゃ疲れる?」
「いえ、そうじゃ無く・・・・・・もう十分楽しませて頂いたのに、贅沢過ぎる気がして」

遠慮がちにそう言うと、ユンホさんは首を振った。

「それは気にしないでいい。こうしてゆっくり休暇を取れるのも珍しいだろ。出来るだけチャンミナと色んなとこに行って楽しみたいんだ。もし嫌じゃなきゃ、俺の我儘に付き合って」
「我儘だなんて・・・・・・。是非、連れて行って下さい」
「よし、決定だな」

僕の返答に、ユンホさんは笑みを深くした。
相変わらず、言葉選びや気遣いが上手い。
初めて経験する豪華な待遇、ユンホさんと過ごす甘い時間。
昨晩から幸せ過ぎて、夢でも見てるような気分だ。
飛行船は空港へ向かい、そのままユンホさんが手配した飛行機に乗ってフランスへ出発した。
機内にはソファやベッド、バスルーム等が付いていて、飛行機に乗っているというより、ホテルに泊まっている様な感覚だった。
フライト中は、機内に設けられたバーでダーツやビリヤードをして楽しんだ。
日を跨いで、朝早くにフランスへ到着した。









フランスは初めてだった。
ユンホさんに連れられて、パリのオペラ座やノートルダム寺院、ルーブル美術館を回った。
フランス特有のアンティーク調の建物は、見ているだけでも十分に楽しむことが出来る。
洗練された風景に溶け込むユンホさんに、何度も見とれてしまったのは内緒だ。
有名どころを幾つか回った後、シャンゼリゼ大通りを二人並んで歩いた。

「楽しい?」
「ええ、とても」
「外国には行った事あるの?」
「一度だけ」
「へえ。いつ?」
「高校を卒業した時に、友人と」

ユンホさんは、頬を緩めて呟いた。

「学生のチャンミナかぁ。凄く可愛いんだろうな」
「別に・・・・・・普通です」
「今度写真見して」
「良いですけど・・・・・・」

ユンホさんはいつも、本心を素直に口にする。
そして悪気無く、僕のポーカーフェイスを崩すのだ。
男娼時代男達に何度も口説かれたが、愛する人に言われる褒め言葉は、それと比にならない程の破壊力を持っている。
火照った僕の頬を、少し冷たい風が冷ましてくれた。
しかし、ユンホさんの攻撃は終わらなかった。

「そういえば、いつ敬語止めてくれるの?名前もさん付けのままだし」
「それは・・・・・・」
「俺はもう客じゃ無いんだし・・・・・・そろそろ止めても良いと思うんだけど」
「は、はい」
「はいじゃなくて、“うん”」
「・・・・・・うん」
「そうそう。名前も呼んでみて」

ユンホさんは僕をじっと見つめながら、その一言を待っている。

「ユ・・・・・・」

顔がたちまち、赤く染まってゆく。

「ユノッ・・・・・・」

緊張が高まり、声が上ずってしまった。
ユンホさんが、小さく息を吹き出してくすくすと笑った。

「ふっ・・・・・・くくくっ・・・・・・」
「何笑って・・・・・・!」
「可愛いなぁ、チャンミナは」
「今、からかったでしょ?」

にやにやと笑うその顔を睨むと、ユンホさんは僕の肩を抱き寄せて、身体を密着させた。

「拗ねるなよ。あー、俺は幸せだな。クールビューティーのこんな顔が見れて」
「その呼び方、止めて下さい」
「嫌だ」

通行人が、僕らにチラリと目をやりながら通り過ぎてゆく。

「ちょっと、人が見てるからっ・・・・・・」

身体を押しやろうとしたが、ユンホさんはなかなか離れようとしない。

「いーやーだー」
「もう・・・・・・」
「いいだろ?俺らのこと知ってる奴なんて居ないんだから」
「それは、そうだけど・・・・・・」

他人をテリトリーに踏み込ませないため、これまで貫いてきたクール。
その壁を、ユンホさんに容赦なく破られる。
動揺だけじゃなく、同時に生まれる幸福感が歯痒い。
甘い困惑を抱きつつ、僕はユンホさんと寄り添ったまま歩き続けた。






夜になると、煌びやかに光を放つエッフェル塔を二人で眺めた。

「綺麗・・・・・・」
「折角だから、写真撮ろう」

ユンホさんは、近くを歩いていた男性の側まで行くと、携帯を見せながら声をかけた。

「―――Excuse me, would you take a picture of me?Just press here」

話し慣れているのだろう。
イントネーションも接する態度も、とても自然だ。
携帯を預けたユンホさんが、僕の元へ戻って来て隣に並んだ。
ユンホさんに撮影を任された男性は、携帯のカメラをこちらに向けながら、笑って言った。

「Are you ready? ・・・――Three, two, one,Smile!」

シャッターが押されたその瞬間。

「わっ・・・・・・」

ぎこちなく笑った僕の頬に、ユンホさんの柔らかい唇が押し付けられたのだった。









◇◇◇



わはは。らぶらぶし過ぎ~
夢をたんまり詰め込みました。。
書いてる本人は超平凡で金持ちとは程遠いです。
ビリヤードって単語忘れて、ネットで「玉突き」って検索しちゃうような奴です(^ω^)
金持ちになったらこんな旅行してみたいなぁ。
英語上手でスマートな、ユノみたいなビジュの人とデートしたいなー!!!
しつこくあと一話続きます♪




☆コメ返☆
>よ〇よ〇さま
こんんばんは、いつもどうもです♡
結婚するユノにバカバカ攻撃が(笑)
一話から爆弾落としたような感じですいません!
いつものようにお付き合いいただけたら嬉しいです(*´ω`*)
またお待ちしてます♪

>葉〇さま
こんばんは~(^_^)
コメントありがとうございます♡
そうなんですね、教えて頂きどうもです。
新参者ということは、BLにはまってまだ間もないのでしょうか?
ホミンからBL界へ踏み込んだのかな・・・・・・
そういう方って沢山いらっしゃいますよね♡
私は国語なんてもう、一番苦手で成績も一番悪かったんです。
ほんと文才なんて無くて、書くのが好きなだけです。
なので才能というより書きたい!という欲求が原動力かなと思っています。

おっと、まただらだら書いてしまいすみません(^-^;
またお待ちしていますね~♪



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6 Comments

NB(のぶ)  

Re: タイトルなし

チャミ1○○1さま

こんにちは!いつもありがとうございます♪
現実世界であるカップルがこんなラブラブしたなら、冷ややかな目線で見てしまいそうですが…(^_^;)
ユノとチャミだから特別です(^^)♡
ミッドナイトのユノは、外国人男性をイメージして書いたんです。
オープンでロマンチストな感じで。
なので、あまり自分がバイだって隠さなかったり、堂々と触れ合ったりしてます。
私が撮影した人なら、写真欲しさに盗んでしまうでしょう。
本当に、盗まれたりして、写真が流出しなくて良かったです(笑)
短い連載でしたが、お付き合い頂きありがとうございました!
またお待ちしてます(*^^*)♪

2015/10/30 (Fri) 12:37 | EDIT | REPLY |   

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2015/10/29 (Thu) 17:28 | EDIT | REPLY |   

NB(のぶ)  

Re: No title

かお〇んさま


こんばんは~(^_^)
いつもどうもです!

チャンミンの英語発音良くて、本当にカッコイイですよね( *´艸`)
今回は設定上、妄想しながらユノとデートしたい!と思いましたが、リアルに外国デートしたいのはやっぱりチャンミンです♡(笑)
もう、ユノをしつこいくらいカッコよくしたくて、チャンミンを凄く可愛くしたくて・・・
こんな内容に出来上がりました。ふふふ

いつもバナーも見て頂きありがとうございます!
これはちょうど一年前くらい、タイムワークス~のビジュの二人のつもりです。

はっ・・・ゴールドミッションまだ見てない!行って来ま~す!
またお待ちしていますね(#^.^#)♪

2015/10/29 (Thu) 00:14 | EDIT | REPLY |   

NB(のぶ)  

Re: No title

ちゃー〇んさま


おばんです♡
だいぶ寒くなってきましたが、体調はお変わりないですか?

今回はもう、これでもかってくらい理想と夢を詰め込みました。
若干やりすぎ?と不安を覚えながら書きましたよ~(笑)
でも二人だからまぁいいか(そこに逃げる)
パリに行きたいって、結構前から思ってるんですけど実現しない状態なので、今回二人に行って貰いました!
作者の個人的願望です・・・

もうすぐ終わっちゃいますが、新連載も始めましたのでどうぞお付き合いください(#^.^#)
またお待ちしてます♪

2015/10/29 (Thu) 00:06 | EDIT | REPLY |   

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2015/10/28 (Wed) 21:34 | EDIT | REPLY |   

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2015/10/28 (Wed) 20:41 | EDIT | REPLY |   

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