ユンホ店長の恋 ~愛は戦争を呼ぶ~ 1

  08, 2015 15:01


※途中性描写が入ります。
 100%ミンホです。
 受け入れられる方
 苦情を寄越さない自信がある方 のみどうぞ。

 
 変態会員証拝見いたしま~す(^O^)









夏真っ盛り。
暑い空気が身体にまとわりついて、まるで何処に居ても蒸し風呂に居るかのようだ。
こんな時、俺の仕事は屋内で良かったと思う。
冷房の良く効いた店内で、何時ものように会計をしていた時のことだ。
常連の女子高生が、会計を終えた後俺に紙袋を差し出した。

「店長、これプレゼント」
「お!またお菓子?」
「今回は違うんだ」
「へぇ。何?」
「それは、開けてからのお楽しみ」

女子高生はまたねと笑うと、店を出て行った。
立ち去り際、制汗剤の匂いなのか、香水の匂いなのか、爽やかな甘い香りを残して。
この暑苦しい季節にいい匂いをさせている女の子を見ていると、癒されるしちょっとドキドキする。
一瞬頭の中に、冷たい視線で俺を睨むチャンミンが思い浮かんだ。
可愛い女の子が嫌いな男なんて居ない。
これは、男であれば誰でも持ち合わせている感情だ。
ごめん。でも愛してるのはチャンミン、お前だから・・・・・・
罪悪感が込み上げた俺は、心の中でこっそりとチャンミンに詫びた。



紙袋から出てきたのは、綺麗に包装された数本のボトルだった。
一緒に入れられたメモには、使ったら感想聞かせてとメッセージが書かいてあった。
一体中身が何なのか検討もつかないまま、俺は首をかしげながら包装を解いた。
露になったボトルのパッケージには、skin care lotion という文字が刻まれていた。

「化粧水・・・・・・?」

俺は美容に拘らないので、化粧水などのコスメには全くと言って良いほど疎い。
凝ったデザインのそれを見て、もしや高価なものなのではと、少しびびってしまった。
同封された説明書を広げて、目を通してみた。

「“ボトル 3 の whitening は紫外線予防、日焼け止め、美白などの効果があります。夏に最適です・・・・・・”へぇー、すげぇなぁ」

フタを開けてみると、爽やかで涼しげな良い匂いがした。
彼女のプレゼントがきっかけで、俺は生まれて初めて化粧水という物を使ったのだった。






その数日後、チャンミンが久しぶりに家へ泊まりに来た。
何故か、旅行へ行くかの様なでっかいバッグを担ぎながら。

「どうしたの?その荷物」

俺がそう聞くと、チャンミンはさも当然の事のように言った。

「俺、今日から暫くユンホさん家に住み込むから」
「え・・・・・・?」
「二週間も会ってなかったっしょ。セックスもしてない。こんなのもう無理」
「いや、でもさ・・・・・・ちょっとぐらい相談してくれても・・・・・・」

嫌な訳じゃないが、展開が突然過ぎる。
ごにょごにょ呟く俺に、チャンミンは顔を接近させながら低い声で問いかけた。

「何で?俺が居て困る理由、ある?」
「掃除しとくとか、色々あんじゃん」
「そんなの、俺がやるからいいよ」

チャンミンはにっこりと笑うと、俺の唇にキスを落としてさっさと部屋へと向かってしまった。
足の踏み場が僅かにしか残されていない部屋を見て、チャンミンは声を上げて笑った。

「ヤバい、ユンホさんの散らかし癖なめてた」
「だから言ったじゃん・・・・・・」



それから、チャンミンが部屋を掃除している間に、俺はシャワーを浴びた。
暑いお湯を浴びながら、俺はチャンミンの言葉を思い返していた。
――――『しっかり準備しなよ。ゆっくり掃除してるから』
吐息っぽい声で、そんなことを囁かれた。
久しぶりの、チャンミンの声と体温。
思い出すだけで、まるで薬が作用するみたいに身体中が昂ぶってゆく。
一度熱を解放しないと、触られた時に直ぐにイってしまいそうだ。
俺はそろそろと欲望に手を伸ばした。
しっかり準備って・・・・・・
もしかしたら、こうなる事をチャンミンに見透かされていたのかも知れない。
声を耐えながら熱を放っても、チャンミンを求める気持ちが強くなるだけだった。



風呂から上がると、部屋はだいぶ綺麗に片付いていた。
チャンミンの手際の良さには、いつも感心させられる。
入れ替わりで、今度はチャンミンが風呂場へシャワーを浴びに向かった。
そして、何気なくゴミ箱に視線を向けた俺は見てしまった。
彼女からプレゼントされた化粧水とメッセージカードが、まるごと捨てられているのを。
俺は頭を抱えた。
隠して置けば良かった・・・・・・

「どうしたの。そんな青ざめて」

恐る恐る声がした方を見ると、肩にタオルを引っさげたチャンミンが立っていた。

「悪いけど捨てたよ、それ」
「・・・・・・・・・・・・」

ふと、頭の中に彼女の笑顔が浮かんで心が痛んだ。
反抗するつもりは無かったが、つい本音が口から出た。

「でも、捨てること無いんじゃないか?流石に可哀想だよ・・・・・・」

すると、チャンミンは呆れたように溜息を付いてから、俺を睨んで話し始めた。

「じゃあさ・・・・・・ユンホさんは、俺が他の女から貰った下着履いてたらどう思う」
「嫌に決まってる」
「それと同じことだよ。他の女から貰った物使われた俺の気持ち、考えて」
「でも、ただの化粧水だぜ?」
「同じだろ。身に付けるものなんだから」
「う・・・・・・」

言葉に詰まった俺を畳み掛けるように、チャンミンは話し続けた。

「プレゼントした女、ユンホさんの目には随分可愛く映ってるんだろうね」
「何が言いたいんだよ」
「本当はそうじゃないって事だよ。化粧水なんてマニアックな物プレゼントするなんて・・・・・・ユンホさんの肌の荒れ具合をメンテナンスするなんて、そんな細かいとこまで見てるとかたち悪いよ。王道の変態よりずっと変態だ」
「チャ、チャンミン・・・・・・?」
「それにそのシリーズ、レディース用とメンズ用があるんだ。女は絶対レディース用使ってるに決まってる。自分と同じものをユンホさんの体に刷り込ませようって思考が、やらしくて激おこだよ俺は」
「わ、分かった・・・・・・分かったから!」

チャンミンの思考に着いて行けず、キャパを超えた俺は折れてしまった。
発言の内容は理解出来ない部分が大半だが、逆の立場を考えたら俺もきっと辛いし、相手の女の子に相当嫉妬するだろうと思う。
素直に反省した。

「本当に分かったの・・・・・・?」
「うん」

俺を睨むチャンミンが、なんだか拗ねている子供のようで可愛く思えてくる。
始めは、チャンミンは俺よりもずっと冷静に恋愛をしてると思っていた。
でも、もしかしたらそうじゃないのかも知れない。
思い上がりかも知れないけど、チャンミンは俺の事を結構好きで、必死な時もあるのかも・・・・・・
そんな想いから生み出される束縛なら、許せるし嬉しいと感じてしまう。

「ごめんね?もうしない」

チャンミンに抱きつくと、チャンミンも俺の背中に手を回した。
チャンミンは、俺の頬を撫でながら言った。

「分かったならよし。化粧水なら、俺のいくらでも貸してあげるから」



その日の晩、最中のチャンミンは凄かった。
中を激しく突きながら、果てそうな俺の欲望を握って射精を抑制し、何度も問いかけた。

「もうしない?」
「んっあっ・・・・・・!し、しなっ・・・・・・」
「ちゃんと言って。“もうしません”」
「あ、あぁっ・・・・・・もう・・・・・・しませっ・・・・・・」
「何?聞こえない」
「もうっ・・・・・・しま、せんっ・・・・・・!」
「よく出来ました」

その直後、欲望の根元を握り締めた指が緩まり、熱が解放された。

「だめっ!あ、アァーーッ・・・・・・」

どうにかなりそうな程強烈な快感が、一気に身体を突き抜けて全身が痙攣した。
快感の余韻に小さく震えていると、チャンミンは幸せそうな笑みを浮かべて俺にキスをした。

「知ってる?セックスって美容に良いんだって」
「ふぇ・・・・・・?」
「肌良くしたいんなら、いっぱいエッチすればいいよ。こうやって」
「あ、んっ・・・・・・」

チャンミンの腰が再び揺れ始めて、俺はまた快感の波にのまれた。









例の彼女が再び来店して、笑顔を浮かべながら俺に聞いてきた。

「化粧水、使ってくれてる?」
「・・・・・・うん」
「やっぱりね!店長、肌良くなったもん」

肌が良いのは多分、泊まり込んでる恋人と頻繁にセックスしてるからです。
化粧水も恋人のを使ってます。ゴメンナサイ。
俺は彼女に、心の中で泣き泣き謝罪した。
正直に言わず嘘を付けというのは、チャンミンの提案だった。

『俺、戦争って嫌いなんだよね。知らないで平和に済むならそれが一番いいよ。だから、さらっと騙しといて』

戦争どうこうよりも、笑顔で酷いことを言っているチャンミンの方が恐いと思った。
彼女が帰った後、隣でやりとりを見守っていたドンへが言った。

「絶賛、冷戦中だな・・・・・・」

ドンへには全てを打ち明けているので、今回の一件についても知られている。
チャンミンと恋人で居るための争いなら、耐えられる。
指輪を付けると決めたのも、戦争に巻き込まれると決めたのも俺。
男に二言は無いのだ。

「ファイティン・・・・・・俺」

レジの下、俺は決意の拳を握りしめた。









END



◇◇◇



幸せのかたちは人それぞれです。
ユンホ店長の幸せのかたちは、こんな感じだそうです。
・・・・・・すいません(^_^;)笑

SM の映画 CM にて、ユンホ兄さんのチャンミナコメントごちそうさまです。
ポストカードのひっつきもごちそうさまです!
そして、WITH の発売まであと少し~♡

男娼チャンミンへも沢山の拍手ありがとうございます。
頑張って少しでも面白いものになるよう、頑張ります!






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Comment 10

NB(のぶ)  

Re: タイトルなし

ゆ○んさま


こんばんは!
スロー返信のプロ、NBです。
たまにはまた遅いんだろうな、という期待を裏切りたいところですが申し訳ありません。
私は本当にコメ返負担ではないです。
スローだからこそ、自分のペースで返信もお話の更新もしているからこそです。
なので、今のやり方を受け入れて頂けたら、我が儘ながら嬉しいなと思います。

ゆ○んさまには、いつも誉めすぎ!ってくらい勿体無いお言葉を頂いて嬉しいです。
これからも頑張ります♡

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NB(のぶ)  

Re: タイトルなし

あぷ○こっとさま


こんばんは~!
未公開になっていたの、早く気付いて良かったです。
もしかしたら、公開にして後で拍手が入っていたのはあぷ○こっとさまでしょうか?
もしそうでなくても、もう一度読んで頂けて嬉しいです。

新作も他の番外編も、更に腐に引きずり込めるように(やめんかい)頑張ります♡
またいらしてくださいね。

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NB(のぶ)  

Re: タイトルなし

ゆ○んさま


こんばんは~!
お久しぶりです(私が更新をさぼったせいですみません…(^^;))
暑さに負けないあつい二人でした。
ドエスなチャンミンとドエムなユノにときめく珍種NBです。
でもこんな設定も似合うと思います♡
ゆ○んさま、共感して頂いて嬉しいです♪

独り言、拾わせてください。
コメント返信については……
全てが苦手というより、コミュニケーションは好きなのですが、素早く行動に移すのが苦手です。
後回しにする派の駄目なタイプの超マイペースでして……
不快な思いをさせてしまっていたかなぁ……本当にすみません…orz
実は生活にも少し変化があり、今迄のような二日に一回という頻回な更新が難しい状況です。
好き勝手ばかり言ってすみませんが…これからも見守って頂けたら幸いです。
私なりに頑張ります。

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NB(のぶ)  

Re: はじめましてです。

あぷ○こっとさま


はじめまして♪
いつもお話を御覧いただきありがとうございます。
今回はコメントも、どうもありがとうございます。
nightcall、カラダノ~、店長シリーズがお気に入りなのですね(^.^)
腐って……はいると思います。
NBの変態に拒否反応が出ない時点で既に……(笑)
私もどれも思い出があります。
それぞれをその時に頑張って書いていたので、同じくらいの比重で大切ですが…
こうして読者さまにも大切にして頂くととても嬉しいです♡
ありがとうございます!

店長シリーズの虫歯の話、何故か下書き設定になっていてサイトに表示されていませんでした。
公開にしたので、今は見れるかと思います。

これからも気に入って頂けるような、繰り返し読んで頂けるようなお話を書いていきたいです。
頑張りますので、またお越しください。
コメントもお待ちしてます♡

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NB(のぶ)  

Re: 変態会員証提示中です‼︎

ちゃー○んさま


こんばんは~!
更新が乏しくなりがちですが、変わらずコメントを頂き嬉しいです。
ホームに戻ったなぁって感じがします((T_T))♡

久しぶりの店長、宅配野郎も暑さに負けず元気です。(笑)
このチャンミンはひねくれ要素もありますが、女の子の心理分析は当たってると思ってください。
女子高生が可愛いのはきっとユノの前だけですから(黙)

男娼の話も頑張って更新します。
またカラダノ~みたいに暗い話ですが…
私なりに頑張って更新しますので、またお付き合いくださいますように…♡

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