カラダノキオク ~ユンホさん家の日常~



目の前で、ユノが布団に包まっている。
俺はドフンに耳打ちした。

「ほら、おばあちゃんに話しかけてみな」
「うん」

ドフンはそろそろと布団に近づくと、膨らみを叩いて言った。

「とんとんとん」

するとユノが、布団に隠れたまま答えた。

「はいはい。どなたかの?」
「おばあちゃん。赤ずきんだよ」
「おや、赤ずきんかい」
「おばあちゃん、なんだか声が低いよ?」

暫く間が空いた後、布団の中から再び声が聞こえてきた。

「えふんっ。ちょっと・・・・・・風邪ひいちまって・・・・・・」

口調変わってんじゃん・・・・・・
アドリブに戸惑ったのだろうか。
俺は吹き出しそうになるのを必死に堪えた。
ドフンは布団をそっと捲ると、そこから覗いた手を見て首を傾げた。

「おばあちゃんの手、こんなに大きかったっけ?」
「大きいよ。大きくないと、お前を抱いてあげらんないもの」
「じゃあさ・・・・・・おばあちゃんの身体、こんな大きかったっけ?」

ドフンは膨らんだ布団をぺたぺたと叩いた。

「そうとも。大きくないと、お前を・・・・・・」
「僕を・・・・・・?」
「食べらんないからなぁーっ!」

そう叫んだ直後、ユノは勢いよく布団を取り払い、ドフンに襲いかかった。
側に居た俺も二人まとめて、ベッドの上に押し倒された。

「やだー!」
「食ってやるーっ」

ユノが身体を揺らすのと同時に、ドフンが声を上げてけらけらと笑う。
密着しているせいで、二人からダイレクトに振動が伝わってくる。
何だか心も身体も擽ったくて、俺も声を上げて笑った。
ふと閉じていた目を開けると、すぐ目の前にユノの顔があった。
俺を見つめるユノの顔は、もう先ほどの父親の顔では無かった。
ユノは段々と顔を近付けてくる。
ドフンはユノに抱き込まれているので、俺達の行為を直接目にすることは無い。
それでも、子供の前でこんな・・・・・・
駄目だと言いたい。
でも今変に慌てたら、ドフンにバレてしまうかもしれない。
あれこれ考えているうちに、俺は唇を塞がれてしまった。

「っ・・・・・・」

ユノは唇を押し付け、舌で口の割れ目をそっとなぞった。
すぐに唇を解放すると、俺を見つめながらニヤリと笑った。

「あー、美味しかった」

そう言うと、ユノは俺達の上から退いた。
何が起こったのかなんて全く知らないドフンが、つまらなそうに言った。

「あーあ。食べられちゃったぁ」

ユノは素知らぬ顔で、ドフンの乱れた髪を直している。
ドフンが俺を見て、不思議そうに首を傾げた。

「ミン、顔赤いよ?」
「そ、そう?」
「赤ずきんちゃんだ!赤ずきんちゃんが居るー!」

ドフンは俺を指差しながら、楽しそうに笑っている。

「お前、上手いこと言うなぁ」

ユノもそれに便乗してケラケラと笑った。
誰のせいだと思ってんだ!

「覚えとけよ。狼め・・・・・・」

いつか絶対復讐してやる。
そう心に誓った。









END



◇◇◇



僕は赤ずきんちゃんたべないで~♪
実はあの歌詞、ここから派生しています。(ちげーよ)
楽しいですねー、子育てネタ。
なんかもう、本編とはかけ離れた平穏さだわ。笑
こんないやらしくて格好良い父ちゃんいたら、NBはもうまともに育つことは出来ないでしょう・・・・・・
今もまともじゃないですよね?というツッコミはご勘弁ください。
ドフン、頑張って立派な大人になってね。

そういや、もこずキッチンの例の投稿。
26歳男性で、男の先輩と一緒に住んでいて、先輩は全く料理ができず、得意料理はカルボナーラ。
偶然重なり過ぎてませんか?
投稿した方、まさかご本人?と一瞬思ってしまいました。
真相を知りたいところです。

いつも沢山の拍手、コメントをどうもありがとうございますm(__)m
次回の更新がどんなお話かは、あさって分かりますよ~♪



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2 Comments

NB  

Re: タイトルなし

ゆ○んさま


こんばんは♡
いつもありがとうございます。
子供が居るのに……って、ちょっと萌えませんか?
ドフンが居るのにあれこれしてる父ちゃんと母ちゃん。
そのうち、ツケが回ってくるかも?(笑)

ゆ○んさま、そんな体験が(笑)
むふ、お父様、お母様に突如ムラっとしたのでしょうか。
高速の早さで、ちょっとでも触りたかったのかな……?
あ、スイマセン。
プライベートなことなのに、あれこれ妄想しました。
ご家族仲が良いって、とても幸せな環境ですよね♡

うわー、超共感です。
ユノの見かけって、自由自在ですよね。
すごーく貫禄あったり、超可愛かったり、綺麗だったり、格好良かったり……
CanCanの表紙には瞬殺されました。
あれは確実に受けんホです。
いやーん。妄想素敵!
「同じ格好してみて」「目が潤んでない」といちゃもんつけて縛るチャンミン。
「やめろよ」とうるうるで請われて、デュフるチャンミン。
もう貯まりません!

身体の関係って、確かに大事だと思います。
本番まで行かなくとも、ふれ合うことで男女という関係で居られそうな気がします。
こんな妄想サイトですが、ゆ○んさまの幸せの一部になれているのなら光栄に思います。
これからも頑張ります♡

2015/05/25 (Mon) 00:08 | EDIT | REPLY |   

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2015/05/23 (Sat) 13:07 | EDIT | REPLY |   

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