turn over 1

  22, 2014 22:53


 【注意書き】
 ・一つの話の中で、ホミン、ミンホどちらの展開も有り。
 ・がっつりR18的な描写を含みます。
 ・苦情は一切受け付けません。 
 以上を理解された方はどうぞ。

















まさかこんな日が来るなんて、思ってもみなかった。

綺麗な白い素肌が、声が漏れるのと同じタイミングで揺らめく。
歪む顔は壮絶に色っぽくて、繋がった場所は燃えるように熱くて……
抱いている方なのに、一秒先には意識が飛びそうだった。











夕暮れの街に吹く風が大分冷たくなってきて、冬が近づくのを感じていた。
そんな秋の終わり。
既に来年のカムバックを予定に控えていたが、グループの活動の他にソロの仕事も重なり、忙しさがピークに達していた。
話し合いの時間を確保するのが難しいため、俺達はどちらかの家にマネージャーやスタッフを呼ぶことが増えていた。



その日もマネージャー、担当スタッフとヒョンの家で打ち合わせをした。
最近二人きりになれる時間がなかったので、俺は話し合いが終わった後もヒョンの家に残った。
テレビのチャンネルを勝手にまわしたり、その辺の雑誌を手に取って読んでみたり、他愛ない会話をしたり。
ヒョンの隣でゴロゴロする時間は心地よくて、疲れた身心に癒しを与えてくれる。
少しだけのつもりだったのに、ふと目についた時計の針は思いの外進んでいた。
もうすぐ日を跨ぎそうだ。

「やばっ。もうそろそろ帰んないと」

帰る支度を始めようと立ち上がると、ヒョンが何でもないことのように言った。

「どうせなら泊まってけば?」
「え」
「何、嫌?」

見つめられた途端、ドキッと心臓が跳ねた。
別居を初めて以来、どちらかの家に泊まる時はセックスをする、それが暗黙の了解のようになっていたからだ。
今俺を見つめるヒョンの瞳は、何の厭らしさも無い純粋なものだというのに俺ときたら。
なるべく平静を装って、俺は言った。

「別に嫌じゃないですよ。珍しく歩けるくらいには片付いてるし、何とか過ごせそう」
「あーはーはー。厳しいなぁチャンミナは」

ヒョンのいつも通りの笑顔を見ると、なんだか気が抜けてしまった。






風呂あがり。
雰囲気を読み兼ねた俺は、距離を置いてヒョンの隣へ横になったが……

「もっとこっち来いって」
「んぐっ」

腕を捕まれ、強引に引き寄せられた。
厚い胸板に、俺は鼻の先っちょから衝突した。

「いってえっすよ、馬鹿力!」
「ごめんごめん。なんかお前よそよそしいからさ。もしかして緊張してる?」
「別に……緊張っていうか……どうすんのかなーって」
「何が?」

正直に打ち明けたが、ヒョンは今ひとつぴんときていない。

「だから、その……今日やるの?やらないの?」
「へ……?」

無駄なやりとりがもどかしいにしても、直球過ぎた。
言葉に出した直後、かぁーっと顔が熱くなった。
ヒョンは暫しポカンと口を開けた後、ニヤリと笑みを浮かべた。

「そんなことばっか考えてたの?厭らしいなチャンミナ」

大人しく言葉攻めされるのが嫌で、俺は負けずに言い返した。

「だって泊まる時、ヒョンいつも襲うでしょ。ヤラシイのどっちだよ」
「え?そうだっけ」
「そうですー。泊まってけって言うから……今日はどうなのかびくびくしてました」
「ドキドキの間違いじゃなくて……?」

ヒョンの筋肉質な太ももが、足の割れ目にするりと入り込んで来た。
そのままゆるゆると動かされると、もうたまらなくなった。
本当に久し振りだったから。

「あぁ……」
「感度良いな。結構溜まってたんじゃないか?」

ヒョンがくすっと笑って囁いた。
余裕そうな顔がむかつく。
格好いいヒョンも好きだけど、それだけじゃつまらない。
最中の欲情した顔、焦れた顔、辛そうな顔が好きだ。
それを早く見たくて、俺は攻撃を仕掛けた。

「久し振りだから、一回じゃ足りないかも。ゴムもいらない」
「え……」

不意をつかれた様な表情。
もうひと押し。

「はやく挿れてよ、ヒョン」

スエットを下ろして、下着をずらして見せた。

「お前なぁっ……」

余裕そうだった顔は、険しく欲情を含んだものに変わった。
満足した俺は、勝ち誇ったようににっこりと笑ってみせた。















「あ、あ……んっ、あっ……」
「気持ちいい?」
「ん……も……ちい」
「ちゃんと言えよ。気持ちいい?」
「きも、ち、いいっ……」

腰を揺さぶられ奥を抉られて、快感の波に乗っているような気分だ。
ヒョンに抱かれるようになってから、自分の性的観念は変わったと思う。
前まで快感をさらけ出すことは恥だと思っていたし、女相手にかっこよくリードしたいというプライドがあった。
でも今は、理性を捨てて求め合うことの心地よさを知ってしまった。
ヒョンとひとつになりたい、気持ちよくなりたい。
欲望に忠実に、 正直になる。
そうすれば……

「俺も……死にそうなくらい気持ちいい」

ほら。
甘く優しい顔が、声が降ってくる。
あとは一緒に登りつめるだけ。
俺は深く口づけられながら、イク準備をした。










仕事もヒョンとの関係も充実していて、これから今まで以上にキラキラした未来が待っているような、そんな気がしていた。

あの時が来るまで。











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