ROCK YOU 20



※性描写を含みます。ご注意下さい。
責任は負いません。自己判断でお願い致します。






















ROCKYOU修正
















「あ……具合悪いのに、大丈夫?」

唇を離したチャンミンが、心配そうに俺の顔を覗き込んだ。

「本当は……熱無いんだ」
「え?」
「嘘言った……。ごめん」

チャンミンは、俺の耳元に口を寄せて囁いた。

「じゃあ、もっと触ってもいい?」

俺も、チャンミンに触ってほしい。
素直にこくりと頷いた。


ベッドへ移動すると向かい合って座り、下半身を露にして互いの欲望をこすり合わせた。
チャンミンのそれは、同じくらい膨張して既に固くなっていた。
息をつくチャンミンの表情が色っぽくて、俺はチャンミンをまじまじと見つめてしまった。
チャンミンが顔を寄せてきて、目を瞑ると唇に柔らかい感触を感じた。
膨らみを啄んで、舌先を吸って……
一頻り互いの唇を味わうと、チャンミンの舌が俺の耳の中に入り込み、うねうねと動いた。

「んぁ、あ……」
「いい声……。もっとちょうだい」
「それ……だめ……あっ……」

耳元の快感に気を取られているうちに、欲望はぱんぱんに膨れ上がってしまっていた。

「チャンミン、もう……」
「一緒に……」
「うん……」

互いに動きを早めて、快感を高め合った。
頂点に達した瞬間深く口づけ合い、漏れた声が鼻から抜けて行った。

「ん、んふ、うっ……」

互いにビクビクと震えた後、上に被せたティッシュが溢れた液でじわりと濡れた。

「……出たね。気持ちよかった?」
「ん……」

チャンミンの肩に額を寄せて、俺は快感の余韻に浸った。
少し落ち着くのを待ってから、二人一緒にベッドへ寝転んだ。

「狭い」
「しょうがないでしょ。俺らデカイし。もっとこっち来れば?」
「だって……。お前また触るだろ」
「嫌なの?」
「そうじゃないけど……二回目はちょっとな。疲れてんだよ、最近寝れてなくて……」

話しているうちにうとうとしてきた。

「ミナちゃんと、俺達の事考えてた?」
「そうだな……」
「俺も、色々考えてました」

チャンミンは教えてくれた。
告白後、一度俺に着信を入れた時はかなり勇気が要った事。
俺から折り返し連絡もなく、避けられていると思い、踏み出せなかったという事も。
カフェでミナと話した日は、俺の様子がおかしいと相談されたらしい。

「ミナちゃんは魅力的な子です。凄く優しくて、しっかり者で……あんたに負けないくらい家族思いだし……本当に振るのが勿体無いくらい。だけど俺は、やっぱりユノさんが好きなんです」
「うん……」
「俺が本当の気持ちを隠してミナちゃんと付き合っても……誰のためにもならないし、誰も幸せになれないと思う」
「うん……」

また涙が溢れてきた。
ミナの事になると、俺はとことん弱い。
愛しているのに、傷付けてしまうのが死ぬほど辛かった。
だけどどんなに罪悪感に苦しんでも、今は自分の幸せを選びたい。
チャンミンと、愛し合っていきたい。

「ミナ……ごめんなぁっ……」

チャンミンには情けない所ばかり見せてしまう。
声が上がるのを抑えられないまま、俺はミナの名前を呼びながら泣いた。
チャンミンは、何も言わずに俺を抱き締めてくれた。
チャンミンの胸を借りて、俺は気が済むまで泣き続けた。









翌日。
昨晩行為の後そのまま寝てしまったので、交替でシャワーを浴びた。
大学は休みだが、チャンミンは午後からバイトへ行くため昼前に出る準備を始めた。

「じゃあまた。次はちゃんと電話に出てよ」
「解ってる」

ドアを開けて出ていく直前、チャンミンが振り返った。

「あのさ、確認だけど……俺ら付き合うって事でいいんだよね?」

そういえば、ちゃんと付き合おうとは言っていなかった。
これでいいんだよな……
昨晩心に決めたじゃないか。
返事をしないでいると、チャンミンが俺の腕をつかんで引き寄せた。
目を細めなが、チャンミンは低い声で言った。

「ここまでやらしといて、断るとか言わないよね?」
「こ、断らないって……けど、ミナにはもう少し後から言う。今は……内緒にしてくれ」
「大丈夫。言いません」

笑顔を浮かべたチャンミンが、顔を近づけてきた。

「ドア空いてるだろ。キスは駄目だ」
「誰も居ないから。ちょっとだけ」

俺が了承する前に、チャンミンは一瞬だが掠めるようなキスをした。

「馬鹿……」
「へへ。ごめん」

その時。
近くから物音が聞こえてきて、俺は反射的にチャンミンから身体を離した。
外に視線をやると、地面に落ちた解熱剤と食材が目に入ってきた。
目を見開いて固まったミナが、そこに立っていた。
落ちた物を見て、俺の体調を心配して来てくれたのだと解った。
だけど、よりによってこのタイミングで到着するなんて。
今のキス、確実に見られてた。

「ミ、ミナ……」
「嫌っ……来ないで!」

近付こうと踏み出すと、ミナは逃げるように後ずさった。

「ミナ、待ってくれっ」
「二人とも……さいってーっ!!」

そう叫ぶと、落ちた荷物はそのままに、ミナは走り去ってしまった。
チャンミンは、きつく目を閉じながら溜め息をついた。

「しまった……。俺としたことが……」

チャンミンはかなり後悔しているようだが、俺の方が深刻だった。
パニックに陥り、両手で頭を押さえながら俺は叫んだ。

「どうしようっ。ミナに嫌われたぁ……!もう生きてけない!全部終わった!」
「ユ、ユノさん落ちついてっ……」
「落ち着いてられるかっ」

お前がキスさえしなければ!
俺は、チャンミンの身体をバシバシと叩いた。

「いてっ……いたたっ……」
「お前のせいだっ!チャンミンのばかやろぉーーーっ!!」

平穏な青空の下、俺の叫び声が響き渡った。











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