ROCK YOU 18

















ROCKYOU修正
















チャンミンが俺の事を好き?本当に?
全く気付かなかった。
だから、事件の時あんなに必死で守ってくれたのだろうか。
ちょっと待て。一体いつからだ。
ベッドでも一緒に寝た事があるし、俺は何も考えずよくチャンミンに抱きついていたが、大丈夫だったのか。

「……さん。ユノさんってば!」
「え……?」

動揺しているせいで、反応が遅れた。

「あの、ごめん……。こんな事言われても困るよな」

チャンミンが、頭を掻きながら俺の顔色をちらりと伺った。
目が合った瞬間、急激に顔が熱くなった。
チャンミンは、ずっとミナの事を好きだと思っていたのに。

どうしよう。
俺、嬉しい…………

「顔、赤いけど」
「そ、そうか?」
「何その反応。期待しちゃうよ……」
「それは……」
「もし付き合って欲しいって言ったら、ユノさんOKしてくれる?」

少し期待を含んだ顔で、チャンミンは俺に聞いた。
この告白にどう返せばいいのかなんて、決まりきっている。
だけど俺は、冷静さを失っていた。

「ちょっと……考えさせてくれないか……」






馬鹿だ。
何故あんな事を言ってしまったのか。
ミナからチャンミンを奪う気か、俺は。
告白された後は俺がまともに話せなくなったので、それぞれの家へ向かうところで別れた。
アパートに着くと、玄関に見覚えのあるハイヒールが置かれていた。

「お兄ちゃん、お帰り」
「ミナ……」
「勝手に掃除しちゃった。ご飯も作っといたからね」

ミナの笑顔を見て、心がズキズキと痛むのを感じた。
いつだってお前を大事にしてきたのに、俺は……
出来ることなら、今はミナの顔を見たくなかった。

「……なんか、元気ない?」
「そんなことないよ」

しっかりと笑えていなかったのだろう。
ミナは頬を膨らませて俺に歩み寄ると、不満げに言った。

「隠し通せると思ってるの?」
「……ごめん」
「いっつもそう。事件の時も何も話してくれなくて凄く寂しかったのよ。私、そんな頼りない?家族なんだから、もう少し悩みとか言ってよ。力になりたいの」

俺は、ミナを無言で抱き締めた。
頼らない事が、ずっとお前を傷つけていてんだな。

「ごめん……ごめんな、ミナ」

今まで、ちゃんと相談しなくてごめん。
それから……
チャンミンの気持ちに向き合おうとして、ごめん。
ただただ、強く抱き締めた。

「お兄ちゃん、痛いよ」
「……今は一人で考えたいんだ。解ってくれ」
「……そっか。分かった」

それ以上何も言わずに、ミナは帰って行った。
俺はミナが作りおきした料理を食べながら、泣いてしまった。








チャンミンに告白された日から、もう一ヶ月近く経とうとしている。
あれから毎日、チャンミンとミナの事を考えて鬱々しながら過ごしていた。
一度だけ、チャンミンから携帯に着信があったが気付かなかった。
折り返し電話する勇気も無いので、ずっと放置している。
チャンミンから新たな連絡はない。
いつも一人で色々と考えてしまい、俺は精神的に参っていた。
たまには気晴らしをしようと、午後になると俺は街へ出かけた。



交差点で立ち止まっている時だった。
車道の向こう側のカフェが、ミとチャンミンが初めて待ち合わせた時に入った、あの店だと気づいた。
車が行き交う中、時折見える店のウィンドウを見て俺ははっとした。
今、二人が居なかっただろうか。
信号が青に変わり、車の流れが切れた。
露になった店のウィンドウには、あの日と同じ席に座りながら笑い合うミナとチャンミンがいた。
どうして……
二人は、顔を寄せ合いながら楽しそうに笑っていた。
全く喜ぶ事が出来ず、苦しさしか感じない。
もう、自分の気持ちに嘘をつく事は出来なかった。

チャンミン。
俺は、お前を好きになってしまった。
だけどお前は、俺じゃなくミナを選んだ。
自分のことでいっぱいいっぱいで、ミナの事を考えてやれる余裕がない。
今まで、人を好きになった事は何度もあった筈なのに、チャンミンを好きになって初めて知った。
こんなにも自分勝手で悲しい感情を。
俺は泣きそうになるのを堪えながら、元来た道をふらふらと戻った。









◇◇◇



どろどろですいません(;_;)
ユノかわいそうでごめんなさい。
挿入歌は、どうして君を好きになってしまったんだろう?で。
(この曲嫌な方はすみません。多目に見てあげてください)

真相はいかに……?





人気ブログランキングへ

にほんブログ村 二次BL小説


スポンサーサイト

1 Comments

NB  

ちゃ○さま

★ちゃ○さま

今晩は。
東方神起の二人に支えられているのですね。
細かい事も書けたら良いと思いますが、やはりメインが東方神起であること、皆さんの目に触れるということを考慮すると、多くは書けず……すみませんm(__)m

解ります、知恵袋はまりますよね!
調べもので私もたまに使います。
お友達、いいキャラしてますね……!
勉強熱心で素晴らしい(笑)

お話気に入って頂けて嬉しい(^^)♪
私はストーリーに萌えるタイプなので(ただのエロも勿論大好物)自然とそうなるのかも。
ミンホすくないですよね。ミンホにはまり始めたので、少なさに寂しさを覚えます。

これから寒い季節になり体調も崩しやすくなると思いますが、しっかり休息をとってご自愛なさって下さいね。
またお待ちしています。

2014/09/20 (Sat) 16:33 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment