ROCK YOU 12

  03, 2014 07:33
















ROCKYOU修正
















目を覚ますと、俺は薄暗い空間に居た。
少し埃くさくて、下にひかれたマットはひんやりと冷たい。
見覚えのある場所のような気がするが、思い出せない。
ここは何処だ……?

「目、覚めたか」

その声に顔を上げると、ソンジンが立ったまま上から俺を見下ろしていた。

「お前っ……」

立ち上がろうとしたが、後ろで両手を縛られていて動けない。

「これ外せっ!一体なんのつもりだよ!?」
「もう解っただろ?」
「え……?」
「ユノ……俺が、お前をストークしてた犯人だ」

どうして、どうしてなんだ。

「俺は、お前を友達だと思ってた……信じてた!なのにどうしてっ……」
「ユノ」

ソンジンは冷たい表情を浮かべたまま、俺の言葉を遮って言った。

「俺は、お前を友達だなんて思った事は一度もないよ」

その一言はあまりにも残酷過ぎた。
今まで一緒にいたあの時間は一体何だったのか。
お前は友情ごっこのつもりで、俺だけ馬鹿みたいに真剣だったのか。
ショックの余り何も考えられない。
息が苦しくなるほど、胸が締め付けられる。

「この場所が何処だか解るか。お前と俺が通っていた中学校だ。今は廃校になったみたいだけどな……」

昔の記憶が呼び起こされた。
ここは確か、俺が通っていた中学の体育館の倉庫だ。
当時はよく放課後や昼休みに体育館で遊んでいたので、この倉庫も頻繁に使っていた。

「此処で嫌いな奴を懲らしめていたら、お前に叱られたんだ。その後俺は直ぐ転校したから、お前は多分覚えてないだろうが」

そんな事は全く記憶にない。
昔から人の悪事は放っておけず、よく首を突っ込んでいたので似たような経験は沢山ある。

「お前を嫌いな筈だったが……高校で再びお前と一緒になってから、遠くからお前を見ているうちに俺は憧れているんだと気付いたよ。お前の隣に並ぶために大学まで追いかけて必死で頑張った。やっとこの時が来たんだ」

よく回らない頭で断片的に理解したが、ソンジンの思考回路が全く解らなかった。

「お前……おかしい。こんなの間違ってる」
「俺の感情を否定するなよ。お前が好きなんだ、解るだろ」
「解りたくもない!」
「俺の気持ちを踏み躙るのかっ!?」

そうじゃない、このやり方が間違ってるって言ってるんだ
縄を振り解こうともがくと、両肩を床に強く押し付けられた。

「おとなしくしろ!」

背後でビリビリと布が破れる音がした。
服の中にソンジンの手が忍び込み、俺の背中や脇腹をまさぐり始めた。
ぞわりとした悪寒が身体中を走る。

「うっ……やめろっ……」
「抵抗したら、刺す」

ナイフが、顔のすぐ前に突き立てられた。

「っ…………」

大丈夫だ、まだチャンスはある。
幸い、縄はあと少し手首を捻ればなんとか取れそうだ。
ソンジンが油断した一瞬の隙を見て思いきり蹴り上げ、ナイフも奪ってやる。

「俺に抵抗したら……どうなると思う」

ソンジンが、俺の目の前に携帯をおいた。
動画が再生され、液晶にある部屋が映し出された。
そこに居たのは……

『やっほー。お兄ちゃん?今、勉強中だよ。ソンジンさんに宜しく━━……』
「ミナ!?」

ミナの隣には、知らない男が座っていた。

「ついさっき送られてきたムービーだ。ミナは今俺の後輩の家にいる。俺がワンコールでもしたら、後輩には襲えと伝えてある。お前が抵抗したら、ミナがレイプされる事になるぞ」
「そん……な……」
「ミナがヤられるのと自分がヤられるのならどっちがマシだ?どうすればいいか、解るな」
「ミナ……ミナ……」

ミナが男に襲われるなんて耐えられない。
考えただけで泣きたくなる。
絶対に、嫌だ。
父さんと母さんが死んだ時、何があってもミナだけは守って行くと決めたんだ。
例え、自分を犠牲にしても……



身体を触らせるのなんて、ミナが傷付くのに比べたらどうってことない。そうだろ?
自分に言い聞かせた。
俺は了承の意を伝えるように、全身の力を抜いて眼を閉じた。
何て事ないはずなのに、男としてのプライドがあるからか、これから起こる事を考えると悔しくて涙が出そうだった。
だけど、これで……

「いいんだな。ユノ」

いいよ。
そう、口にしようとした時だった。



「いいわけ無いだろーーーがぁーーーっ!!!!」

いきなりでかいハイトーンボイスが響き渡ったかと思うと、後ろでガツンと鈍い音がしてソンジンが崩れ落ちた。

「へ…………?」

振り返ると、そこには……

「あんたって人は……だから放っておけないんだ」

息を切らせたチャンミンが、パイプ椅子を手に持ったまま立っていた。









◇◇◇




カオス……(^^;)
この先どうなるのやら~~

そしてなんと、DVD感想、ラブシーンマラソンにも沢山の拍手ありがとうございます!わーい!
コメントもしっかりチェックしてます。
必ずお返ししますね♡

TREEコンのドキュメント見ましたが……もう、何も言えないです……
チャンミンが抱える悩みや葛藤。
ユノがメンバーやステージへ抱く熱い思い。
何度も泣きました。
チャンミンはストレートに言ってしまえば、ユノに劣等感を感じているんですよね。
ステージではあんなにも格好よくて自信に溢れている様に見えるのに……
あなたは充分格好良い。
ユノに負けないくらい格好良いよと言いたくなりました。
以前芸体能でメンバーの方が言っていました。
チャンミンは、「全力を尽くす」より「最善を尽くす」が似合うと。
その通りだと思います。
いつでも冷静に物事を見極めて、一番正しい事は何か考える。
そして、それにはいつも正しいと思わされます。
ユノは全力を尽くすけれど、きっと力を調整したり配分するのが難しい時もあるでしょう。
それを出来るのがチャンミンだと思うのです。
足りないところを補い合える二人。
アクセルとブレーキのような関係。
自動車は、アクセルとブレーキがあるから上手く走っていられますよね。
二人も同じだと感じます。

そして、チャンミンを自分のものにしたいと言ったユノ。
チャンミンも、私が行った東京ドーム公演でユノを自分の物にしたいと言っていました。
きっと二人の発言の意図するところは同じでしょう。
二人がお互いの良いと思う部分を手に入れられたら、今でさえ最高に格好良いのにどれだけ最強になるのでしょうか。
ユノがチャンミンのものに、チャンミンがユノのものになる日が楽しみでなりません。
今日もまた見る事になりそうです。

そして!ドームツアー決定おめでとう!!!
絶対に行きます!










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