ROCK YOU 12

















ROCKYOU修正
















目を覚ますと、俺は薄暗い空間に居た。
少し埃くさくて、下にひかれたマットはひんやりと冷たい。
見覚えのある場所のような気がするが、思い出せない。
ここは何処だ……?

「目、覚めたか」

その声に顔を上げると、ソンジンが立ったまま上から俺を見下ろしていた。

「お前っ……」

立ち上がろうとしたが、後ろで両手を縛られていて動けない。

「これ外せっ!一体なんのつもりだよ!?」
「もう解っただろ?」
「え……?」
「ユノ……俺が、お前をストークしてた犯人だ」

どうして、どうしてなんだ。

「俺は、お前を友達だと思ってた……信じてた!なのにどうしてっ……」
「ユノ」

ソンジンは冷たい表情を浮かべたまま、俺の言葉を遮って言った。

「俺は、お前を友達だなんて思った事は一度もないよ」

その一言はあまりにも残酷過ぎた。
今まで一緒にいたあの時間は一体何だったのか。
お前は友情ごっこのつもりで、俺だけ馬鹿みたいに真剣だったのか。
ショックの余り何も考えられない。
息が苦しくなるほど、胸が締め付けられる。

「この場所が何処だか解るか。お前と俺が通っていた中学校だ。今は廃校になったみたいだけどな……」

昔の記憶が呼び起こされた。
ここは確か、俺が通っていた中学の体育館の倉庫だ。
当時はよく放課後や昼休みに体育館で遊んでいたので、この倉庫も頻繁に使っていた。

「此処で嫌いな奴を懲らしめていたら、お前に叱られたんだ。その後俺は直ぐ転校したから、お前は多分覚えてないだろうが」

そんな事は全く記憶にない。
昔から人の悪事は放っておけず、よく首を突っ込んでいたので似たような経験は沢山ある。

「お前を嫌いな筈だったが……高校で再びお前と一緒になってから、遠くからお前を見ているうちに俺は憧れているんだと気付いたよ。お前の隣に並ぶために大学まで追いかけて必死で頑張った。やっとこの時が来たんだ」

よく回らない頭で断片的に理解したが、ソンジンの思考回路が全く解らなかった。

「お前……おかしい。こんなの間違ってる」
「俺の感情を否定するなよ。お前が好きなんだ、解るだろ」
「解りたくもない!」
「俺の気持ちを踏み躙るのかっ!?」

そうじゃない、このやり方が間違ってるって言ってるんだ
縄を振り解こうともがくと、両肩を床に強く押し付けられた。

「おとなしくしろ!」

背後でビリビリと布が破れる音がした。
服の中にソンジンの手が忍び込み、俺の背中や脇腹をまさぐり始めた。
ぞわりとした悪寒が身体中を走る。

「うっ……やめろっ……」
「抵抗したら、刺す」

ナイフが、顔のすぐ前に突き立てられた。

「っ…………」

大丈夫だ、まだチャンスはある。
幸い、縄はあと少し手首を捻ればなんとか取れそうだ。
ソンジンが油断した一瞬の隙を見て思いきり蹴り上げ、ナイフも奪ってやる。

「俺に抵抗したら……どうなると思う」

ソンジンが、俺の目の前に携帯をおいた。
動画が再生され、液晶にある部屋が映し出された。
そこに居たのは……

『やっほー。お兄ちゃん?今、勉強中だよ。ソンジンさんに宜しく━━……』
「ミナ!?」

ミナの隣には、知らない男が座っていた。

「ついさっき送られてきたムービーだ。ミナは今俺の後輩の家にいる。俺がワンコールでもしたら、後輩には襲えと伝えてある。お前が抵抗したら、ミナがレイプされる事になるぞ」
「そん……な……」
「ミナがヤられるのと自分がヤられるのならどっちがマシだ?どうすればいいか、解るな」
「ミナ……ミナ……」

ミナが男に襲われるなんて耐えられない。
考えただけで泣きたくなる。
絶対に、嫌だ。
父さんと母さんが死んだ時、何があってもミナだけは守って行くと決めたんだ。
例え、自分を犠牲にしても……



身体を触らせるのなんて、ミナが傷付くのに比べたらどうってことない。そうだろ?
自分に言い聞かせた。
俺は了承の意を伝えるように、全身の力を抜いて眼を閉じた。
何て事ないはずなのに、男としてのプライドがあるからか、これから起こる事を考えると悔しくて涙が出そうだった。
だけど、これで……

「いいんだな。ユノ」

いいよ。
そう、口にしようとした時だった。



「いいわけ無いだろーーーがぁーーーっ!!!!」

いきなりでかいハイトーンボイスが響き渡ったかと思うと、後ろでガツンと鈍い音がしてソンジンが崩れ落ちた。

「へ…………?」

振り返ると、そこには……

「あんたって人は……だから放っておけないんだ」

息を切らせたチャンミンが、パイプ椅子を手に持ったまま立っていた。









◇◇◇




カオス……(^^;)
この先どうなるのやら~~

そしてなんと、DVD感想、ラブシーンマラソンにも沢山の拍手ありがとうございます!わーい!
コメントもしっかりチェックしてます。
必ずお返ししますね♡

TREEコンのドキュメント見ましたが……もう、何も言えないです……
チャンミンが抱える悩みや葛藤。
ユノがメンバーやステージへ抱く熱い思い。
何度も泣きました。
チャンミンはストレートに言ってしまえば、ユノに劣等感を感じているんですよね。
ステージではあんなにも格好よくて自信に溢れている様に見えるのに……
あなたは充分格好良い。
ユノに負けないくらい格好良いよと言いたくなりました。
以前芸体能でメンバーの方が言っていました。
チャンミンは、「全力を尽くす」より「最善を尽くす」が似合うと。
その通りだと思います。
いつでも冷静に物事を見極めて、一番正しい事は何か考える。
そして、それにはいつも正しいと思わされます。
ユノは全力を尽くすけれど、きっと力を調整したり配分するのが難しい時もあるでしょう。
それを出来るのがチャンミンだと思うのです。
足りないところを補い合える二人。
アクセルとブレーキのような関係。
自動車は、アクセルとブレーキがあるから上手く走っていられますよね。
二人も同じだと感じます。

そして、チャンミンを自分のものにしたいと言ったユノ。
チャンミンも、私が行った東京ドーム公演でユノを自分の物にしたいと言っていました。
きっと二人の発言の意図するところは同じでしょう。
二人がお互いの良いと思う部分を手に入れられたら、今でさえ最高に格好良いのにどれだけ最強になるのでしょうか。
ユノがチャンミンのものに、チャンミンがユノのものになる日が楽しみでなりません。
今日もまた見る事になりそうです。

そして!ドームツアー決定おめでとう!!!
絶対に行きます!










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