ROCK YOU 10.5

  23, 2014 08:06
















ROCKYOU修正
















━━━思い知ればいいよ。自分が間違えてた、俺を信用すれば良かったって

「はぁ……」

講義の内容なんて全く頭に入らずに、耳からすり抜けて行く。
何であんなことを言ってしまったんだろう。
自分が言った言葉を、ユノさんの顔を思い出すと後悔と自己嫌悪で一杯になる。
頭を抱え込んでいたら、隣に座っているキュヒョンがノートに書かれた正の字に一本付け足した。

「ジャスト10回目」
「は?」
「ため息」

にやりと笑ってキュヒョンは言った。

「暇潰しに丁度いいな。授業つまらなすぎ」

こいつ、俺の気も知らないで。
だけどキュヒョンがこうしてふざけているのは、俺が干渉されるのが嫌な事を知っているからだ。
こいつは、俺が俺らしく居られる大切な親友。
俺は、もし『キュヒョンがお前を裏切っている』と誰かに言われたら信じられるだろうか。
きっと信じられない。
ユノさんのあの反応は、普通に考えれば当たり前だったのかもしれない。
冷静になった今はそう思えるが、ユノさんに会って謝る勇気がない。
ユノさんは俺の助けを必要としなかったし、今回の件で更に会う気がなくなったかもしれない。
だけど、このままユノさんから離れてしまったら犯人の望み通りだ。
邪魔者の俺は消え、事実を知りユノさんを守ろうとする人は誰も居ない。
ユノさんを本当に大事に思うなら、自分が傷付くのを怖れずまた会いに行くべきだと分かってる。
だけど俺はやっぱり、ユノさんに拒絶されるのが怖かった。









ユノさんに最後に会った日から、もうすぐ一週間が経とうとしている。
ユノさんを心配しない日はなかった。
ユノさんは強いから襲われても問題ない。
馬鹿みたいにそればかり自分に言い聞かせて、気持ちを押し込めていた。



ある日サークル仲間に飲みに誘われ、案内されるままキュヒョンと店について行くと女の子数人が座っていた。

「お前ら呼ぶと集まりいいんだよ。悪いな」

隣にいた奴が小声で言った。
コンパか……
ユノさんに会う前の俺なら喜んで参加しただろうが、今はとてもそんな気になれない。

「……帰る」
「チャンミーン、待てよ」

呼び止める声を無視して出口に向かおうとした時、俺の横を見覚えのある姿が通りすぎた。
その人は数歩歩いて立ち止まると、振り返って俺を見た。

「……あれ……チャンミン?」
「……ミナちゃん」

久しぶりの再会だった。



ミナちゃんは友達と食事に来たが、ミナちゃんと俺が知り合いと知った回りの奴らの提案で、ミナちゃんとその友達、俺達が何故か一緒に食事をする事になった。
さらりと自己紹介をした後はそれぞれ個人で会話を始めた。

「最近連絡無いと思ってたら、こんな事してたの?」

向かいの席に座ったミナちゃんは、目を細めて不満そうに俺を見つめた。
ミナちゃんとはある時まで連絡を取っていた。
内容は主にユノさんの事についてだ。
ストーカー行為や警察の対応について、ユノさんがミナちゃんに話さないのを知っていたので変わりに俺が教えていた。
盗聴の件は、余りにも心配を煽る内容だったので伝えていない。
犯人の一人がユノさんの友達だと言うことも。
ユノさんと会わなくなってから、ミナちゃんに連絡する事も無くなった。

「無理矢理連れてこられたんだよ」
「ふーん。まぁいいや」

ミナちゃんは料理を頬張って飲み込むと、少し躊躇った後俺に言った。

「ねぇ……お兄ちゃんと、何かあった?」
「……何で」

「お兄ちゃんにこの前会ったの。『俺のせいでチャンミンと付き合えなくなったらごめん』なんて訳わかんない事言うんだもん。問い詰めたけど、笑って誤魔化されたわ。チャンミンからも連絡来なくなったし……喧嘩でもしたの?」
「まぁ、そんなとこ」
「お兄ちゃんを守ってよ。約束したじゃない」
「求められなきゃ無理だ。ユノさんは俺の助けを必要としてないんだから」
「そんな……お兄ちゃん、喧嘩は強くても頭は大馬鹿なの知ってるでしょ」
「はは。言うね」
「私が世話焼こうとしても駄目。今日だって心配で会いに行ったのに断られた。大事な用事があるんだって。外に出るの危ないのに」
「大事な……用事?」
「うん。着いていくのも許してくれなかった。一人で確かめたい事があるみたい」

一人で確かめたいって、まさか……
二人きりであいつに会って、問い詰めるつもりじゃ……

「実はちょっとつけてきたの。近くの店に入っていったから、ここで待ち伏せしようと思っ……」
「その店どこっ」

立ち上がって叫ぶと、回りから視線が集まった。

「チャ……チャンミン?」
「どこ!?」
「ROULETTEよ。向かいの店の地下の……」

席を立つと、俺は店の隅へ移動しユノさんに電話をかけた。

『お掛けになった電話番号は、現在使われて居ないか電源が入っていないため━━…』
「くそっ……!」
「チャンミン、何かあったのか?」
「キュヒョン、ミナちゃんを頼む」

俺は、ROULETTEへ向かうべく店から飛び出した。









◇◇◇



やっとrock you更新です~ヽ(´▽`)/
今ミンホ掻きたい気分なので、次はホミン書かずまたrock youかもしれません。
気分屋さんですみません。
ちなみに次はユノ視点です。
12話からユノ視点って中途半端なので、キリよく11話からユノになるように10.5話にしちゃった(^_^;)

日本にトンが居ないのは寂しいですね……
寂しさを埋めるように毎日DVD鑑賞してます。
早くとりぃー出ないかな♡♡





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