学校のか・い・だ・ん

 30, 2017

#このお話は、ねぇ、センセイ。シリーズと繋がっております。僕らの学校では、最近ある心霊現象が噂になっている。夜になると、2階にある廊下の突き当たり―――奥の美術室から、泣き声が聞こえてくると言うのだ。『寂しい、寂しいよ・・・・・・助けて・・・・・・』『会いたい・・・・・・会いたい・・・・・・』暗闇のなか、か細い声が何度も繰り返すのを、ある生徒は確かに聞いた。そして―――『見ーたーなぁー・・・・・・?』地を這うような低い声で、生徒はそう...

スタンド バイ ミー 4

 29, 2017

俺の告白は、花々を見て「綺麗だな」と感想を言う時のように、無意識で自然なものだった。雨に包まれながら踊る彼は、現実世界の人とは思えないような、神秘的な空気を纏っていた。「君って変な奴ー!」彼は悪戯っ子のような笑顔を浮かべ、俺に向かって叫ぶと、再び踊り始めた。「子供か・・・・・・」そう呟きつつ、無邪気な明るい笑顔と、雨に濡れて浮き上がる中性的な肉体。そのアンバランスさに胸が高鳴り、一瞬足りとも目が離せない...

スタンド バイ ミー 3

 18, 2017

お決まりの公園の、噴水の囲いに腰掛けている後ろ姿に声をかける。「はい。食糧」パンやらおにぎりが入った袋を差し出すと、彼は俺を見上げて固まった。「え・・・・・・?」「要らないの?」彼は、周りのホームレス達をチラチラ見ながら焦った顔をする。俺の肩に手を添えながら、隅の方まで連れていくと囁き声で忠告した。「ダメだって!皆の目の前で堂々と渡したら。俺だけズルいと思われる」「んじゃ、要らないんだ?」「・・・・・・そうは...

5/16~コメ返。

 13, 2017

いつもありがとうございます!!!この絵は数年前のやつを加工したのでつまり使い回しですが、すみません!さて、相変わらず遅いですがコメ返です。そして本日中といいながら日跨ぎました。申し訳ありませ~ん。>チャミ☆ブさまはじめまして!コメントありがとうございますm(__)m話も漫画も見ていただいてるのでしょうか?嬉しいー、ありがとうございます!!ご飯100杯はいけるくらい、おいしい二人を描けるように頑張ります♪♪是非...

スタンド バイ ミー 2

 12, 2017

触れた冷たい身体が、なんだかとてもいとおしく思えた。腕の中に居るのは、俺と同じ男だというのに。彼のことが、まるで・・・・・・今にも息耐えそうな、捨てネコのように思えたんだ。暫くすると嗚咽は小さくなり、彼は泣き止んだのだと分かった。途端に身体をビクつかせた彼は、勢いよく俺から離れた。丸い目と厚い唇を震わせて、しばしフリーズしてから、上擦った声で言った。「俺・・・・・・ごめ、その・・・・・・」ああ、我に帰るってこういう...