東の空に燃ゆるは、赤く大きな丸い月。闇の中ひっそりと灼熱の光を放つ、君のその姿は美しい。しとやかな見かけの中に情熱を含む君は・・・・・・そう、あの人に似ている。僕の愛しき先生に。ああ。こんな夜は・・・・・・貴方の熱い身体に、のみ込まれてしまいたい。「・・・―――ム君、シム君?」「え・・・・・・?あ、はい!」月を見つめながら心中で詠っていると、先生が不思議そうな顔をして俺の名前を呼んだ。「どうしたんだい、ぼうっとして」「え...

「あんたが・・・・・・オーナーやんの?」男娼の一人が驚いた顔でそう問うと、ユンホさんは言った。「俺が潰した店だ。責任を持って俺が立て直す。文句のある奴は居るか」しんと静まり返る中、先に口を開いたのはキュヒョンだった。キュヒョンは手を上げながら言った。「俺は賛成。あんたは確かにこの店潰したけど、同時に俺達のこと救ってくれたし・・・・・・。また、力貸してよ」すると、他の男娼達も次々に口を開いた。捜査に協力した男娼...

オーナーが逮捕されたその日――・・・店には捜査が入ることになり、警察側からは営業の停止を言い渡された。オーナーの管理下で働いていた僕等にも、覚せい剤使用の可能性があるとして、全員がスクリーニングの対象となった。尿鑑定のため僕らは採尿されたが、即日結果は出ないため一旦帰宅して良いことになった。更衣室に戻った僕は、男娼たち数人が帰ろうとしているところに出会した。オーナーの正体を既に知っていた、あの男娼達だ...

開店前、着替えも化粧も済ませた男娼達がフロアに集まる。ナンバー1の挨拶は毎日の日課だ。今日も全員が僕のひと言を待っている。姿を現したオーナーが、僕の背中を叩き、言った。「マックス、格好良く締めてくれよ」汚い手で触るな。心の中でそう呟きながら、僕はオーナーを睨んだ。本当ならば、笑顔を貼り付けたその裏の顔を、今この場で暴いてやりたい。でも、あのことは他言しないとユンホさんと約束した。僕も既に、共犯者な...

※取り扱う内容的が、シビアで犯罪領域のなのでR18とします。 苦情は受け付けません。閲覧は自己責任でよろしくお願い致します。 どんとこい!そんなの平気!という方はどうぞ~。「休めたか?久々の休日は」キュヒョンが、ドレスに腕を通しながら言った。「ああ。幸せな夢を見たよ・・・・・・。死ぬほど、幸せな夢」「へぇ。大金持ちにでもなる夢か?」楽しそうに笑っているキュヒョンに、僕は何も言わずに微笑み返した。あの...