ユンホ店長の恋 ~僕のイノセント・ボーイ~

貴方と初めて出会ったあの日・・・・・・朝から日差しが強くて、俺はサングラスをかけていた。大きな交差点を、出勤する大勢の人が颯爽と行き交う。途切れない人波に若干不機嫌になりながら、俺も僅かな人の隙間を縫って足を進めてゆく。前を見ると、向こう側から一人の男が駆けて来るのが見えた。「やばい、遅刻だ遅刻!」そう言いながら、でかいバッグと書類を抱えて俺の横を通り過ぎた。居るよな、心で考えてることがそのまんま口に出...

小説家は愛を綴る

俺は先生から原稿を受け取ると、並んだ文字に視線を走らせた。“ 『小説家は愛を綴る』  小説家の男は、ある日一人の青年に出会った。 大きな目と、筋の通った鼻、薄く特徴のある唇が印象的だった。 青年は創作の仕事を手伝いながら、少しずつ男の心の中に入り込んだ。 微笑んだ時の、少女のような可愛らしい笑みや、丸みを帯びた頬が男は好きだった。  ある晩青年は、月に連れ去られそうになる男を引き止めた。  優しい心に...

小説家は策謀する

 “ 彼女は、頬を紅く染めると俯いてしまった。   ふと沈黙が落ち、静かな雨の音だけが僕等の間に流れた。   白く細い手を握り締め、彼女はゆっくりと顔を上げると僕を見つめた。   淡い紅色の薄い唇が、うっすらと開いた。   「貴方のことが・・・・・・好きです」 ”原稿に目を通していると、先生が言った。「書いてはみたものの・・・・・・果たしてその流れでいいものか・・・・・・。情け無いことに、恋愛を長らくしていないから自信が...

ユンホ店長の恋 ~貴方を注文してみました~

※若干ですが、性描写が入ります。 閲覧は自己責任でお願いします。インターホンが鳴り、俺は玄関へ向かうと扉を開けた。「こんにちは。お届けものです」制服を着たチャンミンが、ニッコリと微笑んだ。ブルーのシャツがよく似合う、爽やかな笑顔で。久しぶりに見る制服姿に、少しときめいてしまった。初めてチャンミンと出会って人目惚れした時、チャンミンは制服姿だった。チャンミンの制服姿が好きで、出来るならもう一度見たい...

カラダノキオク ~パパにご褒美をあげる~