四畳半のコイビト

俺は今日も、この四畳半の畳の上で目覚め、一日の終わりを迎える。女のような顔をした、年下の男と共に。~四畳半のコイビト~外から帰ると、ボロッちい扉は鈍い音を立てながら俺を迎え入れた。狭ぜまとした暗い台所を通り、四畳半の小さな部屋へ辿り着くと・・・・・・「めしの準備してんじゃなかったのかよ・・・・・・」同居人は、横たえたギターと一緒に呑気に眠っていた。「おいシム、豆腐買ってきたぞ。味噌汁作ってくれよ」「うむぅー・・...

四畳半のコイビト 2

四畳半のコイビト 3

人が颯爽と行き交う夜の街を、今日も彼の歌声が流れゆく。ギターを弾きながら歌う彼を、初めて見たのは何時の日だったか・・・・・・気付いたら、立ち止まって耳を傾けるようになっていた。心に染み入るような、優しい歌声が好き。ハイトーンボイスで奏でる、爽快な歌声も。彼の生み出すメロディーを聞いて、心を込めて歌う姿を見て、何時も元気付けられてきた。今日も彼は、ギターを鳴らしながら歌い続けている。私もまた、近くのベンチ...

四畳半のコイビト 4

※エッチな描写を含みます。※ホミンです。※閲覧自己責任です。体格が良い俺達が眠るには、この布団一枚だけでは明らかに狭すぎる。情事の後で散々よれて曲がっているし、最早寝床の役目を果たしていない。眠れない俺をよそに、隣の同居人は身体半分布団の外に投げ出して夢の中だ。開け放った窓から夜風が入り込み、静かに回る扇風機が、四畳半にふわりと夏の匂いを振りまく。遠くの方から人の話し声がして、何時だろうと時計を見る...